あらすじ
奉仕部、世代交代!?賑やか年下短編集!!
だから、まだまだ青春は終わらない。
青春とは人それぞれ。特に、この二人にとっては青春もまた全然違う見え方をするようで――。
「あざとかわいい」を体現する、最強の後輩で世界一可愛いクソ女(?)こと一色いろは、
そして、計算か天然か、「ちゃっかりだけどどこか抜けてる」世界の妹・比企谷小町。八幡、雪乃、結衣とはまったく違うタイプの二人が巻き起こす、今までとはひと味違った日常!
3人だけだった奉仕部に、新たな風景が描き出される――。最高に可愛くて、最強で末恐ろしい、俺ガイルの中でも異彩を放つ年下ヒロインによる賑やかなエピソード。
(小学館より)
単行本未収録SS、さらに完全書き下ろしストーリーもたっぷり入った珠玉の短編集!!
感想・レビュー
【Amazonオーディブル】
まさか再び俺ガイルの感想記事を書く日が来るなんて…。しかも表紙がいろはすとチビ小町つき。ぽんかんクオリティーが高いこと!
そしていろはすとしては、10.5巻以来の二回目の表紙イラスト。
本編完結後からの短編集の0.5シリーズが出版されていることは知っていましたが、中々手が出せずにこの機会に。
オーディブルで聴く小説としては初で不安でしたが、そんなこと気にせずに楽しました。
ご愛嬌のヒキタニ君(中身:渡航)全開の一人称は健在で、嬉しさと懐かしさがこみ上げて来たところに唐突な桜の会の政治的くだりで笑えました。
あとは各キャラお馴染みの名言、絡みだったり、個人的には「今の小町的にポイント高い」が聞けて最高かよ、って感じでしたね。
名前出場をだけを含めたら、かなり手広く出てきたんじゃないでしょうか。先生の気遣いですかね。笑
さて短編集の内容は、主に本編完結後の話。
小町ネタ2本から、いろはす関連、奉仕部のその後…までありました。
学年も一つ上がり、小町がついに入学して奉仕部部長になっていたりと、時間の流れを感じました。
その小町の行動の意味合いだったり、由比ヶ浜結衣の微妙に切ない感じだったり、いろはすの優しさの描き方はやはり上手いですね。
あとはもう一編、サプライズ的に八幡と雪乃の話もあったりで、ニヤニヤしながら聞いていました。笑)
ゆきのんが最高でしたね。笑
その分だけ、結衣の切なさも高まりましたが…。
やっぱり俺ガイルの絡みを久しぶりに見れただけで、過去の記憶が戻ってくるっていうのは、自分の中での青春の一つだったんだ、と今回改めて認識させられました。
缶詰状態からお送りするあとがきも相変わらず面白かったです。
オーディブルなので挿絵が見れなかったのが残念でしたが、表紙と口絵のぽんかん氏の絵が試し読みから見れたので、概ね満足ですかね。
やっぱりこの作品に関わると、久しぶりマッカンが飲みたくなるなぁ。笑