あらすじ
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
(新潮社より)
感想・レビュー
「罪と罰」以来の長い戦いが始まった。
多くの作家がこの作品に強い影響を受けたとか。
上巻は主にカラマーゾフの歴史を辿り、各々の信念が分かった所で早くもぶつかり合います。
三男のアリョーシャだけは、まだ外の世界を知らず、不安定さがあってそれぞれが持つ信念の渦に飲み込まれようとしていて、今後信仰がどう変わっていくのか見ものであります。
正直内容が豊富すぎて感想の書き方が難しいので、さっさと次にいきたいと思います。
ただドスト氏のここまで読ませる力は何なのか、未だに解明できずにいる。