ナナメの夕暮れ【感想レビュー】オードリー若林正恭の3冊目のエッセイ本

あらすじ

恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!――そんな風に世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。「人見知り芸人」の集大成エッセイ。解説・朝井リョウ

(文藝春秋より)

感想・レビュー

お笑い芸人、漫才師・オードリーの若林正恭さんのエッセイ本。

毎週欠かさず「オードリーのオールナイトニッポン」と「あちこちオードリー」と「日向坂で会いましょう」は、聞いたり見たりしていて、とても好きな芸人さんの一人なので、いつか一冊は読みたいと思ってようやく購入。

意外と芸人さんの本は、又吉直樹さん以来かもしれません。

本書はエッセイ本3冊目ということで、過去の自分のエッセイ本を振り返ってみたり、四十前の変化、社会の見方など、独自の見解で綴られていて、興味深く読めました。

ラジオやテレビ番組だけでは知り得ない若林さんの人柄というか、内面が見れて面白く、時にドキッとするような文章が飛んできたり、独特の切り口で世界に対して思っていることを書かれていて、いつか純文学なんかも書いて欲しいなぁと思ってしまいました。

若林さんの世界に対する「謎」というわからないものを見て見ぬ振りをせず、「知ろう」とする姿勢は、とても小説家向きな気がしますしね。

私は普段から小説の感想ばかり書いているので、エッセイ本の感想って難しいなと思うのですけど、朝井リョウさんの解説が思ったことを書いてくれていて、流石だなぁと思いました。

朝井さんの名前は、たまにラジオなどでも出てくるので、二人が交流があるのは知っていましたが、すごく互いを思い合うような良い関係性でなんか羨ましいなぁと。笑

私はそうではないですからわかりませんが、確かに昔の人見知りの若林さんのファンなら違う世界に行ってしまったような、少し寂しくなるような、内容かもしれません。

でもそれを隠さないのもまた若林さんらしいような気もしますし、きっと長いファンの方はずっとありのままの若林さんを受け入れてくれるような魅力があったように自分は感じました。

若林さんというより、オードリーの二人は歳を重ねるごとにかっこ良くなっているし、時代に合っているような気がします。

それとも時代がオードリーに追いついてきたような感じなのか。

二人ともとても忙しそうですけど、若林さんの社会が地元になりつつある、という言葉がすごく良い人生を歩んでいる。

勿論、それまでの苦悩と挑戦の日々があってこその今なんでしょうし、これからもそれは続いていくのでしょうけど、それに対する経験値のお陰で対処法を独自に持っていて、充実が体に馴染んてきたような傾向が読んでいて伝わってきて、自分ももう少しだけ頑張ろうとモチベーションが上がりました。

趣味に対する考え方など、生き方の参考になるような、本でもありましたね。

それじゃあ、今日はこの辺で、お疲れ様でした。

ちなみに小学生の頃のオードリーは、M-1とトゥースと鬼瓦の記憶しかない。笑

紹介した本