あらすじ
「……ある意味で、現代の魔術師とは、天使を蒐集する職業だといってもいい」
『時計塔』。
それは魔術世界の中心。貴い神秘を蔵する魔術協会の総本山。
この『時計塔』において現代魔術科の君主(ロード)であるエルメロイII世は、とある事情から剥離城アドラでの遺産相続に巻き込まれる。城中に鏤められた数多の天使、そして招待者たちそれぞれに与えられた〈天使名〉の謎を解いた者だけが、剥離城アドラの『遺産』を引き継げるというのだ。だが、それはけして単なる謎解きではなく、『時計塔』に所属する高位の魔術師たちにとってすら、あまりにも幻想的で悲愴な事件のはじまりであった──。魔術と神秘、幻想と謎が交錯する『ロード・エルメロイII世の事件簿』、いざ開幕。
(TYPE−MOON BOOKSより)
感想・レビュー
この作品も面白いんですよ。
ウェイバーとルヴィア以外は多分全部新キャラ?だったと思います。記憶が少し曖昧ですが。
主役はFateゼロの第四次聖杯戦争から十年後のウェイバーは、ロードエルメロイになっていた。
型月世界においてロードはあの弱虫魔術師がなれるような階位ではないのでそれはまぁ驚きますよね。笑
いったい十年の間に何があった?となりますけど、徐々にその訳が明かされていくのがまた面白い。
ただ物語はあくまで現在にあって、エルメロイを師匠と呼ぶグレイ。
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテなど他にもぞろぞろ魔術師が登場してくるので、マニアックファンにはたまらない。
初巻は時系列があとの話が先にきている。
この細かい設定が好きな型月作品は、元来のマニアックファンには必然的なシリーズなんだろうなと思います。
でこのシリーズのあとに第五次聖杯戦争が起きるという感じらしいです。