
あらすじ
残忍な手口で四人の女性を殺害したとして死刑判決を受けたダリアン・クレイから、しがない小説家のハリーに手紙が届く。
死刑執行を目前にしたダリアンが事件の全貌を語る本の執筆を依頼してきたのだ。
世間を震撼させた殺人鬼の告白本! ベストセラー間違いなし! だが刑務所に面会に赴いたハリーは思いもかけぬ条件を突きつけられ……アメリカで絶賛され日本でも年間ベストテンの第1位を独占した新時代のサスペンス!
(早川書房より)
感想レビュー
このミステリーがすごい!海外《2012年》第1位
久しぶりの海外ミステリーということで、まず読了後の所感としてはそれなりに面白かったです。
ただちょっと不必要な部分を感じたり、粗さを感じたりもしましたが、最終盤のどんでん返し含めて、楽しめました。
物語は、自称二流小説家のもとに、死刑が迫る連続殺人事件鬼から手紙が届く。
その内容は、ベストセラーになること間違いなしの殺人鬼の自伝告白本を書いていい。ただしこちらの願いを叶えてくれることを条件に……という感じで、
そこから展開される新たな殺人、出会い、そして真相が二転三転と、最後まで先が気になる展開でした。
本作は主人公に小説家を扱っているのもあって、創作的持論なども作品の一つの魅力となっていて、
多少メタ的な小説にはなるので、好き嫌いはあるかもしれませんが、私は楽しみながらその辺りも読めました。
ただ一つだけどうしても苦言を呈したい箇所があり、それは架空の物語を要所要所に挟んでくるところです。
それも本編と繋がっている感じではなく、ただただ頁数を食っているだけで、そこがなければもっとテンポよくかつボリュームを落とせたのにと、非常にマイナスを感じてしまいました。
ただこういう作中に架空物語を挿入してくる小説は、過去に出会ったことがあり、名前は出しませんが、国内海外両方あったと思うので、好きな人は好きなのかもしれませんね。
私個人としては、本編とか関わってくるならまだしも、然程重要にならない架空の物語は読んでいて辛く感じてしまうので、好意的にはとれませんでした。
まぁただそれでも本編がそれなり読めたので、そこは多めに見ようと思います。
あとそういえば、訳が完全に悪いってわけではないのですが、フランクで現代的な作風に対して、どこか表現が古臭くも感じてしまったのですよね。
翻訳版が出版された年も2013年頃で、そこまで昔ってわけではないですし、その辺りも作風に合わせた選出ができなかったのかなとは感じてしまいました。
まぁただ私は原作を読んだわけではないですし、この形が正解なのかもしれません。それに私は翻訳者のことは大変リスペクトしていますので、そこだけはご理解願えればなと思います。
著者の二作目のあらすじを読んだところ、とても気になるのですが、そこは縁があればということで。
それでは今日はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。















































