
あらすじ
ここまで書くか!
アニメ化も始動したデビュー以来の人気シリーズ『羽州ぼろ鳶組』
直木賞を受賞し転機となった『塞王の楯』
Netflixで実写化された圧倒的活劇『イクサガミ』 etc.
いま話題の直木賞作家が、小説家稼業の裏側を大公開。
作家の仕事の理想と現実。
そして、人気作家であり続けるために考え、実践していることとは?こんな人におすすめです。
・小説家になりたい人
・小説家の頭の中やライフスタイルを知りたい人
・どんなことでも、夢を叶えたいと思っている人
・仕事に心が折れそうになっている人
・好きを仕事にしたはいいものの、思うように稼げず困っている人全てを書き終えた時に思ったのは、これは小説家以外の職業を志す人にも、当て嵌まる部分が多いのではないかということ。小説家で食っていこうとする人はもちろんのこと、志した何かで食べていこうとする全ての人に、何かしらの手掛かりになることを強く願っている。――「はじめに」より
(SBクリエイティブより)
感想レビュー
直木賞作家で、今や大人気歴史・時代小説家であり、書店経営なども手掛ける今村翔吾さんの創作本。
こうした創作本を読むのは久しぶりだったのですが、楽しく読ませて頂きました。
今まで作家による創作本は、幾つか読んできましたが、それぞれに色があり、本書もまた今までと違った内容でした。
読み終えてまず思ったのは、どこかビジネスマンや起業家の本を読んだような感触でした。
もちろん内容としては、創作の基礎的なことも書かれていましたが、それよりも現代のリアルな作家事情が赤裸々に書かれていて、とても驚きました。
私は別に出版業界の人間でもなく、また作家でもないので、どこまでが真実かは正確にはわからないのですが、そう思わされるほど、ビジネスな部分が赤裸々に書かれているように思えました。
出版業界がもう過去とは違うことは、耳にタコが出来るほど聞かされる話ですが、そうした中で作家としてどうやって生き残っていくのか。
昨今は作家になるのは簡単になったと本書には書かれています。
ネット小説が普及し、新人賞も増え、昔よりも作家になれる人は増えたとも。ただそれでも応募総数と毎年のデビュー人数を割り出せば、かなり厳しい、場合によっては東大に受かるよりも難しいとも言われているようです。
反面、書店は減少し、小説や文芸の売り場面積は減少。電子書籍販売を伸ばすのは、漫画ばかり。
収入も安定せず、バイトをしていた方が稼げるというのが現実。
実際のところ、小説家として何十年も食っていけている人数は、国内だと数百人レベルかもしれません。
約一億二千万人中の数百人と考えると、小説家として食っていく、生き残るというのは、至難の業にも思えます。
また出版社でもヒット作を飛ばせる会社とそうでない会社での格差がおき、作家を育成出来るほどの余裕はなく、大量に作家と契約を交わすものの、売れない者は次々と切り捨てられる。
確かに弱肉強食の世界においては、当然のことといえばそれまでなのかもしれません。ですがやはり、厳しい世界ではありますよね。というより、厳しい世界がより厳しくなった。これからはさらに厳しくなっていく可能性がある。というところでしょうか。
おそらく私が作家になったら、即刻廃業となることでしょう。笑
そうした中で、プロの作家になり、また作家であり続けられるということは、改めてすごいことだなと思いました。
さらに今村さんは、作家業以外でもご活躍されていることから、起業家のようでもあり、パワフルな方だなと思いました。
というこで、今日はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。


































