あらすじ
ギャル&地味子の放課後は、超清純派のアイドル声優!?
第26回電撃小説大賞選考会において、選考委員満場一致で2年ぶりの《大賞》を受賞!
(電撃文庫より)
電撃文庫が今とどけたい、青春声優エンタテインメント!
「夕陽と~」「やすみの! せーのっ!」 「「コーコーセーラジオ~!」」
偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート!
でもパーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で!?
「……何その眩しさ。本当びっくりするぐらい普段とキャラ違うな『夕暮夕陽』、いつもの根暗はどうしたよ?」
「……あなたこそ、その頭わるそうな見た目で『歌種やすみ』の可愛い声を出すのはやめてほしいわ」
オモテは仲良し、ウラでは修羅場、収録が終われば罵倒の嵐!こんなやつとコンビなんて絶対無理、でもオンエアは待ってくれない…!
プロ根性で世界をダマせ! バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!!
感想・レビュー
第26回電撃小説大賞“大賞”受賞作
女子高校生が声優というお仕事青春小説。
スポ根系のような王道感もあって、読み易く面白い部分もありましたが、どこか退屈に感じる部分もあったのも正直な所ですかね。
おそらく物語の流れが単調になっていたように思います。
中盤辺りまで、高校生声優を扱うのが目新しいくらいで「これで大賞?」と思ったのですが、
最後の最後で吹っ切れた感じがあり、大賞らしくなっていて良かったと思いますし、少し納得出来ました。
今思えば、声優がここまで題材の小説って意外とあまりないかもしれませんね。
あとは最後のおっさん顔の高校生の件で終わっていく流れがめっちゃ笑えました。
表紙イラストも路線が変わって良くなりましたね。
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