月の影 影の海 (上) 十二国記 1【あらすじネタバレ感想】(新潮文庫・小野 不由美)

あらすじ

「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

(新潮社より)

感想・レビュー

小野不由美さんは初読みになります。

想定していたより遥かに面白かったです。

かなり古い作品の人気シリーズでしたが、今で言う異世界転生の走りといっても過言ではない。

電子がないからAmazonで新刊探して、ようやく読了。

普通すぎる女子高生、陽子がある日突如として異界に連れていかれ、徹底的にまで追い詰められる。

土地も知らない、容姿は変わり、わけも分からず狙われ、そして二度も裏切られ(一人は日本人)善を見抜く事すらやめ、血と泥に塗れながら、絶望し剣を握り続ける過程は凄まじかったです。

そして何もかも出し切って上巻終わり。次がとても気になります。

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