罪と罰〈下〉【あらすじネタバレ感想】(新潮文庫・フョードル・ドストエフスキー)

あらすじ

不安と恐怖に駆られ、良心の呵責に耐えきれぬラスコーリニコフは、偶然知り合った娼婦ソーニャの自己犠牲に徹した生き方に打たれ、ついに自らを法の手にゆだねる。――ロシヤ思想史にインテリゲンチャの出現が特筆された1860年代、急激な価値転換が行われる中での青年層の思想の昏迷を予言し、強烈な人間回復への願望を訴えたヒューマニズムの書として不滅の価値に輝く作品である。

(新潮社より)

感想・レビュー

ようやく下巻も読了。

ラスコーリニコフが犯した殺人という罪に対し、罰などいるのだろうか。

いっそこのまま可愛い妹や心配性の母と信のおける友人とソーニャと共に平穏に過ごす事は出来ないのだろうか。出来ないのだろう。

彼の良心はいつだって苦痛の苛責を続けるし、心の奥底でそれを望まない。

19世期ロシアの若者でなくても、形は違えどロージャと重なる部分が多くの人にあるから支持され続けているんだと感じました。

内容が濃く整理するのにもう少し時間が必要ですが、読んで良かったです。

ラストは不覚にも感動しました。最後の河岸に漂う哀愁。

ラスコーリニコフに寄り添うソーニャ。罪と罰。更生と愛。

それらはいまも私の脳内に強く焼き付いています。

今振り返ってもやはりこの作品は唯一無二だなぁと思っています。

紹介した本