鎌倉文学館に行ってきた時のとある話【レポート】

あれは確か、しとしとと降り注ぐ雨が、若々しい緑の芝の上を滑る、そんな日だったと思う。

どうも、管理人の彗星です。

正確にはこのブログでの私の名前なんて考えたこともなかったなぁと思いつつ、普段は読んだ小説の感想などをひっそりと書いておる者でございます。

いつかは如何にもブログっぽい記事でも書こうかしら、でも何を書こうかなぁと考えておりました。

だけど私自身、本に纏わるプライベートなことなんて本を読む以外に殆ど思いつかず、そういえば一年前に鎌倉一人旅に出かけ、その時に鎌倉文学館に行ったではないかと思い出しまして、つらつらと駄文を書いてみようと思います。

ちょうど書き出しもどきでふざけた文章を書きましたが、この日は本当に雨が降っていまして、笑)

雨も降ってるしホテルから少し距離もあったので億劫な気持ちになりながら、まぁ旅の予定もありますし、せっかく鎌倉に来たのだからと足を運びました。

そんなこんなでグーグルマップを頼りに、到着しました。

さっそく入場

↓が正面入口になります。

入って少し登り、チケットを買う場所があるので買いました。

どうやら文学館は、ここから坂道を登ったところにあるらしいです。

なるほど、では行って参る。

文学館までの道のり

文学館はまだですが、とてもいい雰囲気になってきました。

道中には、街灯、ライトですかね?そこに万葉集や著名な方の文章などが刻印されたものが立っており、ついつい立ち止まって写真をとりました。

他にも幾つかあったと思いますが、なぜか写真がない。ということで調べてみたら公式サイトのQ&Aに答えが載っておりまして、まだ行ったことが人の為にここは書かないで引用を控えます。

ぜひ足を運んだ際のお楽しみに、今すぐ知りた方は公式サイトへGO!

鎌倉文学館公式サイト

そんなこんなで進んで行くと小さい岩のトンネルが……

「っ!? なんだぁ」

「これ、岩、崩れてこんよなぁ……すげぇ(バカっぽく)」と呟きつつ、その先は風情のある林道が待ち構えていました。

そしてお待ちかねの館です。ミステリーに出てきそうな館です。その館こそが鎌倉文学館の正体でした。

「鎌倉文学館の殺人」綾○行人・・・笑)ということで入ってきました。

中は著作権保護の為、撮影禁止でした。

ので私の覚えていることを少し書いていこうかなと思います。

館内レポート〜小話を添えて〜

館内は赤い絨毯が敷かれていまして、靴を脱ぎました。私は少しだけ靴下の足先が濡れていました。申し訳ありませんと心の中で何度も頭を下げました。

だけどそんな後ろめたい気持ちは入ってすぐに館内の静謐な雰囲気に飲み込まれてしまいました。

洋風的でモダンな内装、品のある暖かな照明が、アンティークな家具や展示品を照らしていました。

主に鎌倉にゆかりのある300人以上の文学者たちの直筆原稿、愛用品、手紙、著書などが展示品として展示されており、正確に点数はわかりませんがとても見応えのある量だったと思います。

川端康成、夏目漱石、島村藤村、泉鏡花国木田独歩、芥川龍之介、三島由紀夫などの他多数の小説家たちの展示品や、与謝野晶子、鉄幹、中原中也、正岡子規などの他多数の歌人、詩人、俳人の展示品なども貴重に保存されていました。

名だたる文学者たちの原稿や随筆に私は、少し興奮気味に眺めては次々と館内を移動していきます。

その時、

どこからお越しで?」と年老いたお婆さんのような優しい声が隣の室内から聞こえて来た。私はつい、足を止めて近くの展示品を眺めることにした。

〇〇から来ました」と今度は若い小娘と思われる恥ずかし気な声が聞こてきた。

あらまぁ、お一人でそんなに遠方から。大変だったでしょう、ここまで」

いえいえ……」

こんな若いお嬢さんが文学館に来てくれるなんて、嬉しいわぁ

いえいえ……」

誰かお好き?

〇〇とか〇〇とか……

へぇ、こんなに若いお嬢さんも〇〇が好きだなんて、ちなみに私も〇〇の〇が好きなの

(二人、和やかに笑う)

……お近くなんですか?

そうそう、〇〇からねぇ

一つ言い訳みたいに言っておくが、別に私は息を潜めるように聞き耳を立てていたわけではなかった。

たまたま、隣の室内に行こうとしたら、本当に偶然、耳に入ってしまったのだ。

それはもう家で用を足そうとトイレを開けたら、たまたま母親が今まで見たことのない気張った顔をしていたことくらい、偶然なことだったんだ。

だからこれ以上、年の離れた者同士のこれ以上にない文学を通じた素晴らしい邂逅を邪魔する訳にもいかず、私はひっそりと踵を返し、一度見た展示品をもう一度、ゆっくりと時間をかけて見て回ることにした。

そのあと、声のあった室内を巡ったがそこには誰も、いなかった……。

私はどこか心地の良い安堵を胸に覚えているのと同時に、靴下の足先が乾いていることに気がついた……(おわり)

庭園から

はい、謎の小話がありましたが次に参ります。笑)

こちらは庭園から撮った一枚なのですが、外から見て伝わるかわかりませんが館内は、結構広いです。

私が行った日は、大体十数人程度いたかなぁという感じで、ちらほらと出入りがあったかなと思いますが、広いのでゆったりと見て回れたと思います。

館内は撮影禁止だったので撮れませんでしたが、テラスから見える湘南の海や町並みも雨模様でしたがいい景色でした。

天気の良い日にまた見てみたいですね。

雨が降っていたせいか写真は取り忘れましたが、この庭園を下っていくとバラ園がありまして、軽く散策しましたが、とても綺麗でしたし、種類も多かったです。

公式サイトを見て後から知ったのですが、晴れた日は庭園でスケッチをしたり、お弁当などを食べても良いみたいです。

晴れてたら寝転びたかったなぁ。一人で寝てたら引かれるかもしませんが、絶対気持ち良いのは間違いない。笑

ちなみに館内は飲食厳禁ですのでご注意を。一部、談話室のスペースで飲み物を飲むことは出来ます。

さて特に身のあることが書けた感じはしませんが、この辺でおわりたいと思います。

雨の日でしたけど、周囲の豊かな自然としっとりした静かな雰囲気がとても調和しているように思えて行けて良かったと今ではしみじみ感じております。

定期的に特別展示などのイベントもやっているみたいなので、是非ともまた足を運んでみたいです。今度は晴れた日に。

ちなみに文学館の周囲は、山々に囲まれた閑静な住宅地でして、とても良い場所でした。

鎌倉文学館公式サイト