この恋と、その未来。一年目 春【あらすじネタバレ感想】恋は心でするのか、体でするのか

あらすじ

『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー登場。

超理不尽な三人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。
その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。
知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、
ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ……女性!? 
四郎と未来、二人の奇妙な共同生活が始まる――。

(ファミ通文庫より)

感想・レビュー

このライトノベルがすごい!ノミネート歴:《2015》第九位、《2017・文庫部門》第十位

まずタイトルが良いですよね。

ラノベでLGTPQを扱った題材という事で、前々から気になっていてやっと読了。

恋は心でするのか、体でするのか。この冒頭の引きがとても良かった。

ですが、終盤まで少し惰性気味にも感じたのも正直なところですかね。

ただラスト付近でやっと見たいシーンがあったりもしたので、そこは良かったかなと。

舞台は広島で、あるあるネタなども良い感じに楽しめました。

本当はもう少し早く見せ場が欲しかった反面、未来の「友達でいてくれ」のセリフが効いてくる。

四郎には性欲と恋愛は別だからよく考えなさいと言ってやりたいですが、笑)まだ純粋な高校生なので、その葛藤に確かなリアリティーを感じました。

今後、二人の関係性がどう発展していくのか気になります。

紹介した本

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