編集長殺し【あらすじネタバレ感想】 ラノベ編集部にはほぼ美少女しかいない

あらすじ

これがギギギ文庫の日常、だよっ♪

私、川田桃香。ギギギ文庫一年目の新人編集者です!
カバーデザインに悩む今日この頃、編集長にデザイン案を見せにいったのですが……。

「初版500部のオーラね」「なにこのヤ●チャみたいな戦闘力のカバーは」「やり直し。むしろ生まれ直し」

……ボロクソですっ!フルボッコとはまさにこのこと。
編集長は、見た目はたいへん可愛らしい幼女なのですが、中身は骨の髄まで真っ黒なドSロリなのです。
権力(校了)とお金(決済)を握られては、私たちはぜったいに勝てないのです。

こんなときは、頼りになる先輩たちに相談するしかありません。きっと魅力的なカバーの秘訣を教えてくれるはずです――。

「とりあえず、あんたがモデルになりなよ」「体操服がいいと思うんよ」「顔はキリリと睨むのがいいかしらね」

――って、なんでですかっ!?

グチと笑いに満ちたお仕事るぽラノベ!と見せかけたGIGIGI文庫の闇を晒す告発本、ここに校了です! 
今日も元気にギギギっちゃお~♪(ギギギ……疑偽欺……)

(ガガガ文庫より)

感想・レビュー

あらすじわろた。

川岸殴魚さんは初読みになります。

物語はギギギ文庫に勤める女の子のお話。

半分以上ノンフィクションな感じ、というかそのまんまなのかもしれない編集部事情を、いやガガガ文庫編集部事情を詰め込んだお話。

笑える小ネタもあり、主人公の真面目ちゃん一人称が可愛いです。

そしてロリ編集長の鬼のような厳しさが怖い。

さらに作中にも面白い文がありました。

ラノベの編集部といえばほぼほぼ美少女しかいない。その事はラノベ読者にとって半ば常識となっていますが……

これです(笑)

ラノベを少なくとも数百冊読んできた私にとって、衝撃の事実でした。笑

是非ともラノベ編集者になりたい大学生諸君には、この言葉を信じて頑張ってほしいですね。笑

ただ全体的に内輪ネタとしては楽しめましたが、作品としてシナリオを楽しめたかと言われれば、少しパンチにかける緩い作品。

だからタイトル詐欺とも言えるけど。

こんなこと言ったらロリ編集長に怒られそうだ。

紹介した本

200万冊以上の電子書籍が読み放題 Kindle Unlimited 30日間無料体験を使ってみる