あらすじ
『虚栄の空中庭園』にて、遂に“黒”のサーヴァントと“赤”のサーヴァントが激突した。夢に手を伸ばしながら、次々と散っていく一騎当千の英雄たち。 一方、“赤”のマスターである天草四郎時貞は遂に人類救済の夢に手をかけていた。 第三魔法「天の杯(ヘヴンズフィール)」による魂の物質化。即ち、全人類の不老不死化。 ルーラー、ジャンヌ・ダルクはその願いの正しさに迷いながらも、旗を手に立ち向かう。 誰が正しく、誰が間違っているのか。善も悪もなく、秩序も混沌もなく。互いの譲れぬ想いが交錯したとき、焔は再び聖女を包んだ。 受け継いだものはなく。託されたものもなく。けれど、そこには確かに生まれたものがあった。天草四郎時貞が捨てたものを最後の武器(やいば)として、ジークは最後の戦いに挑む――!
(TYPE−MOON BOOKSより)
感想・レビュー
完結巻。ついに聖杯大戦完結!
モーさんと獅子劫、結構臭い感じだったけど、二人はこれくらいの最後が良かった。
終盤は怒涛な展開。アキレウスと姉さん。魔術師たちの未来。ジャンヌとジーク。シェイクスピアも良かった。
カルナさんまじで格好よかった記憶しかないですね。
エクストラの匂いも漂わせながらも、ブラフマーストラらへんは痺れた。
アポはこれが見れただけでも僥倖である。
基本的にFateシリーズって神や英霊の思考って我々人類には理解しがたいし、する必要もないんだけど、カルナは多分みんなこうなりたいって思うけど難しい施しの思考なんだと思うから、映える。
最後のセミラミスと天草四郎のおっぱいエンド。
セミラミスはサーヴァント思考よりも女色が強かったかなと、天草四郎に出会った女帝の過去故か。夢を見たか。だが甘い。型月の世界では夢を見た者から敗れるのは鉄則だ。
全体通して雰囲気は今までにない型月色だった印象が残っている。
まずサーヴァントが14騎以上というのが異常だったのに、魔術師案件も絡むから、これは書くの大変だっただろうなと思う。
けどFate色はちゃんと残っていたから、それも評価に値したいと思います。
東出さんお疲れさまでした。