ちょっと今から仕事やめてくる【あらすじネタバレ感想】第21回電撃小説大賞“メディアワークス賞”受賞作

あらすじ

この優しい物語をすべての働く人に――第21回電撃小説大賞<MW文庫賞>

ブラック企業でこき使われる隆を事故から救った男、ヤマモト。なぜか親切な彼の名前で検索したら激務で自殺した男のニュースが――。スカっとできて最後は泣ける、“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”

(メディアワークス文庫より)

感想・レビュー

第21回電撃小説大賞“メディアワークス賞”受賞作。

サラリーマンが駅のホームで死のうとしていた所に謎の男ヤマモトが現れて、ちょっと今から仕事を辞めるてくるまでのお話。

若干ロジックの甘さはあるものの、新人賞らしい伝えたい想いはしっかり伝わってきたので楽しめました。良くも悪くも可読性が良いです。よく推敲されていると思います。

題材が題材なので、読む年齢層もあげられることを加味して、個人的にはもっと文章に厚みがあれば、終盤の深みが違ってきて、悩める若者の絶対的一冊になり得たのかもと考えてしまいます。

と書いたが今思えば、文章に厚みがあったらあったで、そもそも現代の若者たちには読めないかもしれず、故に受賞すらしなかったかもしれないとも思わないわけではない。

小説とは何か。変化し続けるものか。

紹介した本