ランウェイ・ビート【あらすじネタバレ感想】原田マハの大人気ケータイ小説を文庫化!

あらすじ

ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。「誰にでもポテンシャルはある!」ビートの魔法の言葉に勇気づけられ、ファッションに興味のなかった仲間たちが前代未聞の現役高校生ファッションブランドを立ち上げる。彼らはファッション業界に革命を巻き起こせるのか?日本ラブストーリー大賞作家が贈る感動の青春小説。

(宝島社より)

感想・レビュー

原田マハさんは初読みですね。

あらすじなど前情報を入れずに「ファッション系」というイメージだけで読み始めたので、あまりにラフな文章に戸惑い、調べてみると、少女向けのケータイ小説を文庫化したものだったみたいです。

連載当時は、2007年頃だということで、ちょうど流行だったかもしれません。

内容も本当にケータイ小説のような感じで、話数が多く、でもってテンポで進める。

正直、私には情景描写や人物描写のない小説は流石に厳しくも感じますが、なにせ終盤まで男か女かわからない子がいたりもするので、笑)

それでもストーリーラインは、王道すぎますがしっかりとありますので最後まで読みました。

オシャレな転校生・ビートが、学校のクラスメイトや廃校危機を乗り越える、ファッション系×青春みたいな話です。

死んじゃった女の子の気持ちを考えると、その都合の良さに心が痛みましたが、最後は悪役も含めて全員ハッピーヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。みたいな終わり方に収まりました。

内容も文章も若々すぎて、眩しい。二十代の私でもつい腰を抜かしそうに何度もなりましたが、少女向けならいいんじゃないでしょうか。

小説世界、活字への入口にもなりますしね。

そもそもケータイ小説は、ケータイ(ガラケー)で操作しながら小さな画面で見るから味があるのであって、どうしても縦書きの文庫で見ると稚拙に見えてしまうのは仕方無い。

現在ではWEB小説にも同じことが当てはまりますが。

何より私が驚いたのが、当時の原田マハさんの執筆した年齢は、推定するからに三十代から四十代辺りだと思うのですが、この年齢でここまで文体レベルを落とせるのがすごいですよね。

まぁこれはコロコロコミックとか少年誌を書く漫画家さんとかライトノベル作家さんの作品を読んでいて思うのですが、やっぱり人って年取ると相応の文章や内容で書こうとしますし、無理して背伸びしたり、逆に落としても、難しいし、しんどいと思うんですよ。

子供魂とは言いますが、これも一つの技量の形なんでしょうね。

では今日はこのへんで、お疲れ様でした。おやすみなさいませ。

紹介した本