暗号解読(上)【感想・レビュー】久しぶりの読書です

あらすじ(上巻)

文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。

密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。

カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。

知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ!

(新潮社より)

感想・レビュー(上巻)

約2ヶ月ぶりの更新になります。

皆様、2024年になりました……あけましておめでとうございます……えっ、笑

個人的なプライベート事情や、Amazonの仕様変更によるブログのメンテナンスなどなど、、

珍しく12月ごろから集中して読書をする時間がとれず、いっそのこと読書を思い切ってやめてみるのも新たな試みで面白いかもしれないと思い、気づいたら2月になってしまいました。笑

最初は活字中毒のような落ち着かない症状が軽くあったものの、案外すぐに慣れて、今までやってこなかったことなどが出来たりして、それはそれで良い経験になったかなと。

とはいえ「純粋に本を読みたい」という気持ちを抑え続けるには、限界があるのも自分で理解していたので、勝手に休んでそろそろ勝手に再開していこうかなと思います。笑

ではまず2024年の一冊目は、著者:サイモン・シンの暗号解読に纏わるお話…ということで、小説ではないのですが、所感としても大変興味深く読めたかなと思います。

まず本書は上下巻本なのですが、第一章「スコットランド女王メアリーの暗号」第二章「解読不能の暗号」第三章「暗号機の誕生」第四章「エニグマの解読」までが上巻に収録されている内容になります。

個人的に有名どころの「チューリングのエニグマの解読」や「チャールズ・バベッジ」などは、歴史の過程で知っていたりや映画で知ったことがあるくらいのレベルなので、

暗号解読の詳細についてなどは、やろうとしている事の理屈や試みは理解出来るけど、技術的な部分は正直あまり理解出来ませんでした。

これでもまだかなり詳細を省いたり、分かりやすく説明してくれているらしのですが、いやいや、難しすぎますって、笑

まぁ暗号機など実物などがあれば、理解の幅は広がるかもしれませんが。

中世の女王メアリーからエニグマまで、アナログな暗号解読が何よりも国家的な命に繋がる時代というのも、未来人である私にとっては、今のデジタルパスワードなどの技術もこういった背景などから生まれたのだと知ることが出来て良かったです。

ですが個人的にも読みたかった逸話の部分などは、おまり多くなかったのが少し残念でした。

もし私のように暗号機の時代背景と歴史の移り変わりについてや、その鍵となった人物の詳細をもっと知りたいという方は、逸話の部分があっさりとしていて、逆に技術的な部分が多いことに不満を覚えるかもしれません。

この本で軽く流れを知って、別の本を探して見るのがいいかもしれませんね。

いやそれにしても映画を見て知っていたのですが、暗号解読の英雄・チューリングの人生を思うと、まさに時代と人というのを考えさせられますね。

いまのところ下巻を読む予定はありませんが、もし気が向いたらまた読んでみようかなと思います。

それでは今日はここまで。

最後に、勝手に休んでいた期間も、色々な方が日々見に来てくださっていたことが本当にありがたい限りです。

このブログも3周年を迎えたということもあって、日本や国外から色々な方が見に来てくださるようになりました。

これからもまた緩くマイペースにやっていきますので、何卒宜しくお願いいたします。

では彗星でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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