あらすじ
5年片想いした相手にバッサリ振られたサラリーマンの吉田。ヤケ酒の帰り道、路上に蹲る女子高生を見つけて―「ヤらせてあげるから泊めて」「そういうことを冗談でも言うんじゃねえ」「じゃあ、タダで泊めて」なし崩し的に始まった、少女・沙優との同居生活。『おはよう』『味噌汁美味しい?』『遅ぉいぃぃぃぃぃ』『元気出た?』『一緒に寝よ』『…早く帰って来て』家出JKと26歳サラリーマン。微妙な距離の2人が紡ぐ、日常ラブコメディ。
(角川スニーカー文庫より)
感想・レビュー
このライトノベルがすごい!《2019・文庫部門》第四位
カクヨム流行りの女子高生を拾うやつ。
面白いんだけど滲み出るエロ同人と捉えるか、年の差恋愛と捉えるかで、また評価の仕方も変わってくるのではないでしょうか。
ここ近年のスニーカー文庫は、回復術師などエロ側から設定持ってくるケースが結構目につきますね。
ラノベらしくない感じを求めてるのか、それともラノベ読者が時代と共に年を重ねて変化しはじめているのか。
個人的に後藤さんは、ドメ彼的な感じがあって割と好きです。
表紙、イラストもかなり可愛いです。ただ、挿絵はあまり上手くないです。まだ初刊なので仕方ありませんが。
吉田が眩しすぎる程いい奴で少し感情移入しずらいかなと私は思ったが、十代の子たちはどうだろうか。
この手の作品は、二人の微妙な関係性を鑑みても、フィクションとノンフィクションの塩梅、感情の機微、繊細さが大事になってくると思います。
ですが明らかな吉田の鈍感描写は、その比重を傾けさせてしまう傾向ありで、エロ同人に比重が傾いてしまうような気もしますが…。
今後どうなるのやら。今日はここまで。失礼します。