イリヤの空、UFOの夏 その1【あらすじネタバレ感想】 秋山瑞人が描くセカイ系ラノベ

あらすじ

「6月24日は全世界的にUFOの日」 新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。驚いたことにプールには先客がいて、手に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った……。

(電撃文庫より)

感想・レビュー

昔第一章だけ読んで謎に読み切らずのままだったので、やっと読めました。

まさに0年代電撃ラノベ。この頃は電撃も連載雑誌があった時代。

どこかkeyっぽさといい、イラストといい古き良きを感じれた作品でした。

これがいわゆるゼロ年代のセカイ系とでもいうのか。

涼宮ハルヒは読みましたけど、またこっちもどうなるんだ、どんな世界なん?という感じの魅力があります。

まぁこの初刊ではセカイがまだまだ明かされていませんが、それでも何故か面白く読めました。

キャラも良く、青春感とUFOとか謎の新聞部とかが持つ不思議な感じのバランスも絶妙。

何より文体が独特というか唯一無二で、天性のものを感じました。

妹ちゃんがまた良かったです。

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