あらすじ
MDB9000。コードネーム“ギガント”。日本の総力を結集して造り上げたスーパーコンピューターである。世界最高の機能を誇るこの巨大電子頭脳は、256人の同時プレイが可能な仮想現実型RPG「ダンジョントライアル」に投入された。その一般試写で現実さながらの仮想世界を堪能する参加者たち。しかし、彼らを待っていたのは華やかなエンディングではなく、身も凍るような恐怖だった……。
第一回電撃ゲーム小説大賞で〈金賞〉を受賞した高畑京一郎が描き出す驚愕の仮想現実世界。日本初のバーチャルRPGノベルが、今、文庫で起動する――。
(電撃文庫より)
感想・レビュー
第1回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作
旧題「夢か現か幻か」
電撃小説大賞の初代ということで読んでみようと思いました。
まず困ったのが電子化されておらずしかも絶版状態でしたので、古本屋で探すのが結構大変だったこと。
Amazonやメルカリとかで中古で買えるので、今思えばそっちで買った方が断然楽だったのかもしれません。笑
物語はゲーム世界での出来事という、VRゲーム世界の走りみたいな感じです。
確かに90年代、0年代の時にはもう仮想世界を題材にしたSF作品は存在していましたが、まだライトノベルという括りでは、存在していたかは分からないです。
内容もRPG的役割がキャラクターにあって、王道ではありました。
ですが最後はここで終わるんだ、と結構ドライな終わり方でした。それも時代ですかね。
合わせて読みたい
歴代の【電撃小説大賞】受賞作を振り返ってみよう!
続きを読む