あらすじ
『圏内事件』 ──《SAO》中階層で、一人のプレイヤーが殺された。その殺害現場はHPが減るはずのない《安全圏内》だった。これはプレイヤー・キルだと仮定するも、その殺害方法に全く見当がつかず……。奇怪な事件を、キリトとアスナが追う。 『キャリバー』 ──《ALO》伝説の聖剣《エクスキャリバー》。その獲得クエストがついに始まった。守護するモンスターたちの強さから一度は獲得を諦めていたキリトだったが、これを機に再び争奪戦に本格参戦する。しかし、このクエストには壮大な裏イベントがあり……。 『はじまりの日』 ──《SAO》正式稼働初日。茅場晶彦によるデスゲーム開始の声明を受けた直後。キリトが決断した、このゲームを生き抜くための最初の一手。それは、ベータテスト時に攻略経験があるクエストを真っ先にクリアし、初期装備よりも強力な剣を獲得することだった──。
(電撃文庫より)
感想・レビュー
手元にある八巻を何年ぶりかに開いて懐かしいなと思いました。
圏内事件、キャリバー、はじまりの日。
圏内事件はミステリチックにSAO。
キャリバーはALOでの日常的メンバーの冒険譚。
はじまりの日は名のとおりキリトたちSAO組の初日。
どれも見返したら面白かった記憶が蘇ってきます。
でも今思えばはじまりの日を一巻に設定しなかったのはある意味、勇気のいるやり方とも言えるし、そのおかげで最強から始められると、なるほど。
物書き視点としては、こういう回はファンタジー書いてる作家はみんなやりたいだろうなあと思う。
自分の作り上げた世界観と登場人物たちで本編とは違うが匂わせつつ本編では出来ない一部を見せる。いよいよ次巻からアリシゼーションだ。