
あらすじ
「……君は、臆病だね」
「!?」
「臆病でいることは冒険で大切なこと。
でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。
そこで突きつけられてしまった事実。自分を抉る最大の因縁。
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。
そして少年は初めて思った。僕は── 英雄になりたい。『偉業を成し遂げればいい、人も、神々さえも讃える功績を』
これは、少年が歩み、女神が記す、
(GA文庫より)
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
感想・レビュー
分かっていたが最高でしたね。
ミノ戦は激アツでした。
1〜2巻の時に感じた(特に1巻)文体が少々癖のある言い回しが多かったのですが、3巻はそれが本当に洗練されていて、非常に読みやすかったです。
単にこっちの慣れもあるかもしれませんが。
その中でしっかりと著者が本当にやりたい事が滲み出るように伝わってくる回で、素晴らしい回でした。
冒険するのか、冒険しないのか。
そんなベルの葛藤にアイズ、リュー、シル、リリ、エイナとキャラが上手くハマっていて、またそこも上手いなと思いました。