あらすじ
Real or Fake.
信じるか、疑うか。救うか、滅ぶか・
闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰かひとりが敵であることに気付いた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで――。伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、堂々始動!
(集英社ダッシュエックス文庫より)
感想・レビュー
このライトノベルがすごい!ノミネート歴:《2013》第三位、《2014》第八位
山形石雄さんは初読みになります。
随分と昔に知人からアニメが面白いと聞いてはいたのですが、結局見ることはなく、急にそういえばと思い、調べてみるとどうやらライトノベルだったので読んでみることに。
六人の勇者の中に、七人目が現れた。一人が偽物である。
という王道ファンタジーの世界観を使ったミステリチックでもありサスペンス的な展開で物語が進みますが、面白かったですね。
なるほど、この世界観でもこういうやり方で面白く出来るのだなと関心しました。
正直ファンタジー世界観とミステリ系はあまり相性がよくないのですが、どうしても魔法的なことでご都合展開になり易いので。
ですが本作にその心配はなかったかと。
それに「誰が」いったい偽物の七人目なのかに重きを置いているので、それを探りながら読みすすめるのも楽しめました。
ただシリーズものなので、一旦物語は落ち着きましたが、新たな七人目が現れて振り出しに戻る、終わりという展開だったので、そこは好みが分かれる気もしますが。
続編を読むのは微妙なところですが、とりあえず今日はおわります。おやすみなさい。
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