あらすじ
主人公は、超絶リア充。
『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?第13回ライトノベル大賞、優秀賞受賞。
(ガガガ文庫より)
新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!
感想・レビュー
第13回小学館ライトノベル大賞“優秀賞”受賞作
このライトノベルがすごい!ノミネート歴:《2021》第一位、《2022》第一位
旧題:「ラムネの瓶に沈んだビー玉の月」
まず最初に☆5です。本当に素晴らしい。
良い作品に出会った時の高揚感がこのガガガ文庫新人賞作品にありましたね。
題材はリア充側ラブコメという、恐らくラノベ読みにとって圧倒的アウェーな作品だと思うのだが、これだけちゃんとリア充と非リア、更に細かい使い分けや線引きは、納得させられる力があります。
著者の手腕には脱帽させられる。ほんとに新人か?笑
キャラの立ち位置や作品内の台詞、オチや物語の落とし所、タイトルのどれもにセンスを感じたし、粋だなぁと。
これは間違いなく次巻も買うだろう。
ガガガの今後のラブコメってどうしても俺ガイルと比べられてしまうと思います。
実際友崎君はそうだったし、これからもそうだと思うけど。
そういった意味でもラムネ瓶は突き抜けていけるポテンシャルがあると一巻で感じました。
今後とも期待したいと思う作品です。