あらすじ
“はがない”の平坂読、最新作が登場!!
「アマゾンレビューは貴様の日記帳ではない!」
荒ぶる小説家・羽島伊月は、未だ見ぬ究極の妹を創造すべく日夜奮闘する現代のピグマリオンである。彼の周りには、作家やイラストレーターや編集者や税理士など個性的な人々が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。闘志を秘めたイケメン王子、不破春斗。人生ナメてる系天才イラストレーター・ぷりけつ。頼れるけど頼りたくない鬼畜税金セーバー・大野アシュリー。闇を抱えた編集者・土岐健次郎――。
それぞれ迷いや悩みを抱えながらも、ゲームをやったり旅行に行ったりTRPGをやったり、たまには仕事をしたりと、賑やかで楽しい日常を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、ある重大な秘密があって――。各界から絶賛の声多数(本当)! 『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ、日常ラブコメの到達点にしてライトノベル界の現実を赤裸々に晒す衝撃作。言葉の鋭刃が今、世界と担当編集の胃に穴を穿つ――!!!!
(ガガガ文庫より)
感想・レビュー
このライトノベルがすごい!《2018》第十位ノミネート
開幕から結構ぶっ飛んだ掴みでした。笑
メインは商業のラノベ作家たちのお話。路線はコメディな感じなんですけど、時々、本格的な創作ものにもなるのでそういうところも面白い。
MF文庫Jの売れっ子平坂先生の経験談みたいな感じもしますし、伝えたいことがあるのは伝わってきました。
ボードゲームのところは書いてて楽しいんだろうけど、多分分からない読者は少し退屈だなぁと思いました。
余裕があれば続刊を読みたいかな、という感じ。
カントク氏イラストはめっちゃ良いです。
あと巻末の各作家の言葉みたいなものがあって、渡航氏の文がめちゃくちゃ面白いのでおすすめします。
私も「宇宙兄弟」は好きなので先生のあとがきまで楽しく読めた。