あらすじ
行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。そんな二人旅に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが―。第12回電撃小説大賞”銀賞”受賞作。
(電撃文庫より)
感想・レビュー
第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作
なんだかんだで面白かったけど、少し読みにくかった印象はありますね。
読んだのがかなり前なので今読めば全然楽しく読めるかもしれません。
商人知識などのファンタジーな世界観がしっかりしていて面白かったのは覚えています。
ホロというキャラクターもかなり印象強い。
展開もかなりゆっくりで当時は今よりも若かったし、もっとエンタメ思考が強かったけど、今思えばそれも小説の魅力なのかもしれないとも思います。
もう一度再読してみたい作品の一つですね。
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