竹取物語【感想】日本最古の短編小説

感想・レビュー

日本最古の物語と呼ばれる本作をこの機会に読んでみました。

現代では、『かぐや姫』などのタイトルでアニメや絵本などになっています。

私もおそらく小さい頃に、何かしらの媒体で読むか見るかしていたと思います。

内容もある日、竹翁(じいさん)が竹から出てきたかぐや姫を見つけ、婆さんと共に大切(随分と過保護気味)に育て、やがて大人になった美しいかぐや姫を巡る男たちだが、あれこれするが最後には月に帰ってしまうという奇譚。

そこまで絵本とかと大きな筋の違いはなかったように思えますけど、微妙な細部などは、大人が読めるものになっていたところでしょうか。

この作品の正確な成立年もわかっておらず、推定で平安時代頃に執筆されたと言われている竹取物語。

作者も不明とのことで、色々と調べてみましたが、当時の庶民の識字率はそこまで高いわけではないので、おそらく上流階級、若しくはそれに近い人間が書いたのではないかと云われているらしいです。

この作品を読んで思ったことは、1000年以上も前の物語がまさに時空を超越して、現代の私が読んでいることに改めてすごいなぁと感心しました。

まさに日本人の国民性とでもいうんですかね。こういう所は世界に誇れる素晴らしいものだと思います。