あらすじ
二〇一九年八月。
地球上の、いくつかの都市部に、人類が初めて接触する地球外有機生命体が複数落下した。のちに《サードアイ》と呼ばれるその球体は、接触した人間たちに、現代科学では解明できない《力》を与えた。
ある者には、音さえ追い越す《速さ》を。ある者には、鋼さえ断ち切る《刃》を。そしてある者には、万物を噛み千切る《歯》を。
十七歳の少年、空木ミノルもその中の一人だった。彼がただ一つ望み、そして得た能力。
それは《孤独》。
絶対的な孤独を実現するその≪力≫は、しかしミノルを望まぬ戦いに巻き込んでいく。
平凡だが平穏な義姉との暮らし。そのひとときが壊されるとき、ミノルは絶対なる≪孤独者（アイソレータ）≫として覚醒する――！
（電撃文庫より）
感想・レビュー
川原礫先生が最新作を書いたということで、作家買いです。
読んだのがかなり前で、あまり思い出せないけど、鮫と戦っていたことは覚えています。
今までの「ソードアート・オンライン」や「アクセル・ワールド」とはまた違ったテイストにも感じました。
しかし「孤独」を力にする目の付け所や、敵役などがまた川原先生っぽいなあと。
相変わらず文章もしっかりしていて、話の構成力も、細かい描写力も能力の高さが窺えました。
まだSAOやアクセルの連載が続いていますし、メディア関連も色々とある中で、本作も続編を書いていくとなると、忙しすぎて先生大丈夫ですかね。笑
紹介した本
