老人と海【あらすじネタバレ感想】アメリカ文学の金字塔/アーネスト・ヘミングウェイ

あらすじ

男は死ぬまで闘いだ。こんなに薄い本でそれを悟れる君は幸福とだけ言っておく。

キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。

(新潮社より)

感想・レビュー

ヘミングウェイは初読みになります。

そして言うまでもなく彼はノーベル文学賞受賞者です。

アメリカ文学は初めてだったので、福田氏が翻訳している有名なやつから手にとって読んでみました。

不漁の老人がカジキマグロと四日間格闘し、最後は鮫にマグロを全部食われるというお話でした。

解説曰く、この老人と海は、アメリカ文学において珍しいタイプらしく、それがヨーロッパや近代文学の根底にある精神の違いにあるという。

アメリカ文学を知らないので、何とも言えませんが、確かにイメージは何となく理解できます。

エンタメ大国の絶望は甘いと。根底に幸福や愛が見えると。

だが本作は違うと。男性的、悲劇のカタルシスがあると。

なるほど。

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