スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ【あらすじネタバレ感想】スマホみたいな本

あらすじ

このスマホを絶対に見てはいけない――。
文庫より小さい「スマホ本」でまったく新しい恐怖体験‼ 

大学生の一色和馬は「就職に有利になる」と聞いて「やばいバイト」に手を出す。
これで稼げれば彼女との同棲もうまくいく……
そんな気軽さで始めたバイトだったが、あれ、どういうことだ? 
自分のスマホに、不可解な「何か」が起きている。

黒い服の女は誰? 
体中に目がある怪物? 
都市伝説「ドウメキの街」ってなんだ!? 
えっ、あれ、死体が!?

(双葉社より)

感想レビュー

本屋さんでこの本を見かけ、とても驚き、つい手にとってしまいました。

少し大きめのスマホみたいな、本の形をしているんです。

面白いなぁと思いつつ、知念実希人さんの本ということで、買ってみました。電子で。笑

完全な小説というより、スマホの画面を見ているような構成になっており、「チャット画面、PDFデータ、ネット記事、写真画像」などが挿入されていました。

内容は、ホラー映画や小説のような感じで、短くサクッと読めます。

ただ正直に言うと、色々と説明が足りていないところがあるので、この一冊だけでは腑に落ちないところは多いです。

この物語の仕掛けの為に払った「オレ」という代償も大きく、逆に無理やり感というか、リアリティが薄まってしまっているような印象を覚えました。

これらは、人物の掘り下げが出来れば解決出来る問題ではあると思います。

文字が大きくなったり、演出はすごく怖くて、面白いです。雰囲気はばっちりなんです。

ただこれらの腑に落ちなさの原因はちゃんと理由がありまして、本作は、どうやら知念実希人さんの新作「閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書」の導入になっているみたいですね。

あらすじを読んだ限り、ここに出ていた登場人物名も出ていました。

あと本作では、何者か明かされずに終わってしまった「ドウメキ」の正体が、明かされるかもしれません。

全体通して、こういった本の枠組みを超えた仕掛けは、個人的にすごく面白いなと思いました。

確かにこれを読めば、続きがとても気になります。

普段小説を読まない人たちの導入本としても、すごく入りやすくなっていて、良いんじゃないでしょうか。

それでは今日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

紹介した本