あらすじ
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! 新訳決定版! (解説 赤川次郎)
(早川書房より)
感想・レビュー
読了です。クリスティーの最高傑作とも言われる本作。
島に招待された10人が、童話のように一人ずつ殺されていく……。残っていく者達が徐々にヒステリックになっていく過程は、目が離せなくなって夢中になる。
そのまま終盤で予想外な方法とってトリックが明かされる。
これが心地よい読書感を与えてくれるのは間違いないです。
そして一つ本作を読んで気づけた事がある。それは綾辻さんの十角館がとても素晴らしい作品だということ。
なるほどこれが多くのミステリー作家を生み出した原点的作品か。
赤川次郎さんもその一人で本作に強い影響を受けたらしいですね。
解説もしています。