あらすじ
超能力は当たり前の学園アクションストーリー!
「超能力」が“一般科学”として認知された世界――。東京西部に位置する人口230万人弱の巨大都市。人口の約8割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれていた。落第寸前の高校生・当麻は、ある日「魔術(オカルト)」の世界から逃げてきたというシスター姿の少女・インデックスに遭遇。最初は半信半疑だったが、二人の前に本当に魔術師が現れて――!?
(電撃文庫より)
感想・レビュー
このライトノベルがすごい!ノミネート歴:《2009》第四位、《2010》第九位、《2011》第一位、《2012》第二位、《2013》第二位、《2014》第三位、《2015》第四位、《2016》第七位、《2017・文庫部門》第三位、《2019・文庫部門》第九位
このラノのノミネート歴がえげつないことになっています、笑
殿堂入りこそなかったものの、本作とソードアート・オンラインはもはや殿堂入り超えてますよ。笑
まぁそれだけライトノベルの中でも大ヒット作ですからね。
読んだのがかなり以前で記憶が曖昧なのですが感想を書いていきます。
人口の八割が学生という学園都市の物語。まずこの設定が如何にもラノベ的で面白いところ。
ベランダでのインデックスと上条当麻の出会いなんかは、とても印象に残っていますね。
この主人公の上条当麻が魔術や科学(超能力)を打ち消す「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という力を持っており、如何にも中2魂が燃える能力で面白かったです。
さらに「その幻想をぶち殺す」というこれまた最高に中2な名台詞も作中の設定と噛み合っているので、いい感じだったかと。
後の最弱が最強を倒すなんかもありましたよね。
この当麻が持つイマジンブレイカーは、一見最強に見えるのですが、攻撃手段は無い為、この辺のバランス感覚が他のキャラクターを活かすので上手い設定。
本作はラノベ特有の造語も多いし、何十巻もあるといかにもマニア向けな感じがするんですけど、実際は小説初心者に優しい読みやすい文体だったと思います。
とはいえ、とあるシリーズは結構派生していくんで、本編だけでもかなり続くので設定が膨大なところは、マニア向けの要素もあるかもしれませんが。
あと純粋に魔術や科学が交錯するのがこの作品の魅力でもありますね。
アニメも三期までみたり、外伝のレールガンとかも面白かったかと。是非とも気になる方は読んで見てください。