あらすじ
エンドロールが流れる前に
暦は雪解けの季節を迎えるが、新しい希望の芽吹きはまだ遠く感じられる3月。
(ガガガ文庫より)
それぞれの想いを言葉にし、行動しようとする雪乃、結衣、八幡。そして、それは今のままの関係でいることを終わらせることでもあって――。
雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った。美しい夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい日はやってこない。前に進むために諦めること、終止符を打つこと。悩むまもなく、巻き戻すことも出来ず、エンドロールは流れ始める……。
感想・レビュー
表紙の結衣が良すぎです。だからこそ余計に切ないですが。
最終巻前に再読、 かなり前に読んでいたので、読みながら記憶を思い出し鳥肌と共に読了。
読後は切実に胸が締めつけられる。
改めて由比ヶ浜結衣の表紙がまた読み終わったあとに染みてきて、胸が痛かったのを思い出しました。
結衣ママとかも出てきてね。でエンドロール。あれは効いたなぁ。
もう本当にどう終わるから分からない、どう終わってもいい。
本物がなんなのか。
間違い続けて歪み続けたキャラ達の関係性、空気感はもはやタイトルにラブコメ入ってるけどこれはラブコメの領域を超えている(褒め言葉)。
一度目は感想がなかったので、再読するまで結構時間があいたのかと。
私が再読するのは結構な稀なので、やっぱりこの作品の期待値は大きかったのだと思います。
最後の表紙は雪ノ下雪乃になるかと。
だが何も安心できない。 そのまま最終巻に移ります。