あらすじ
「あいつ、帆波にお金貸す条件に……自分との交際を突き付けてる」
季節は春、3月を迎えた高度育成高校の1年生。だが3学期末試験時点で歴史上初めて退学者を出さなかった結果、1年の全クラスに追加の特別試験『クラス内投票』が実施されることとなった。それは生徒自身が退学者を選ぶ非情な試験。誰かが退学しなければならない。その現実を前に冷静な平田の声も届かずCクラスは分裂。疑心暗鬼が広がる中、裏切り者も現れ最大の危機を迎える。一方他クラスの状況はAクラスが早々と退学者を決め、Dクラスは龍園が退学濃厚。そんな状況の中、Bクラス一之瀬はクラスメイトを救うため南雲生徒会長とある取引をしようとしていた。だがその条件は一之瀬が南雲と交際するというもので――!?
(MF文庫Jより)
感想・レビュー
「堀北……ちょっと黙れよ」
誰の言葉?……というのが帯文になってました。
序盤でまさかこれがあの優等生キャラ平田の発言か?と不穏な感じで強烈に惹き込まれていきました。
前巻といい、本当にうまいです。
退学者を炙り出すクラス内投票という理不尽な追加試験が始まります。
う〜ん、やっぱり面白すぎますね。このシリーズは。
正直この10巻は、今までの試験の中で一番面白かったかもしれない。
衣笠先生ちょっと賢すぎないかと、、
今回は流石に引いてるレベルです。
4クラス同時に動かし、今までのクラス内の関係性と上級生の関係性を試験に絡ませ、坂柳の行動裏の意味、ホワイトルームからの策略、前巻以前の伏線回収。
そして最後の投票結果まで……気持ち悪いくらい完璧すぎてなんか頭クラクラしました。
是非とももう一度読み直す機会を作らなくてはいけない。
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