
あらすじ
暗殺教師の矜持にかけて――少女の存在価値を世界に示せ
貴族のみが化物と戦う力・マナを持つ世界。青年クーファは、公爵家に生まれながら無才の少女メリダの才能を見出すため、家庭教師として派遣される。彼女に才能がなければ、暗殺――という、裏の任務を負って……。
(ファンタジア文庫より)
感想・レビュー
第28回ファンタジア大賞“大賞”受賞作
旧題「暗殺教師に純潔を―アサシンズプライド―」
大賞作品らしく世界観の作りはのびのびと作りこまれているので非常に良いと思いました。
序盤の殺伐とした雰囲気も凄い好み。
だけどその後の展開、キャラ個性で今ひとつ突き抜けられなかった感じもありました。
普通に伏線回収して普通に終わっちゃいました(プロとしては大事であるが)
作者の筆力、擬音の使い方も面白い。
だからこそ何かインパクトが欲しかったか。
例えば最後の最後でメルダとクーファがバチボコに殺し合うシーンとかあったら絶対次巻も買っていたかもしれないです。笑
良くも悪くもファンタジア文庫の域を出ない作品とも感じてしまいました。