あらすじ
最強の兵器《鬼虫》たちが繰り広げるノンストップ・アクション!
暴走した戦闘兵器に襲われた叶葉は、棺で眠る奇妙な少年に助けを求める。それが、二人が主従の契約を結んだ瞬間だった。少年は自らを軍最強の兵器≪鬼虫≫だと名乗り!? 第18回電撃小説大賞<大賞>受賞作!
(電撃文庫より)
感想・レビュー
第18回電撃小説大賞《大賞》受賞作
このライトノベルがすごい!ノミネート歴:《2015》第7位、《2016》第十位
昭和100年という壮大なSF世界観から始まります。
文章も比較的レベルが高いので期待しながら読んでいくも、少し王道過ぎるのがネックに感じた作品でしたね。
機械の主人公に感情がある理由には納得が出来たので、やはりもう少し物語の緊迫感が欲しいところ。
どうせ最後は勝って俺たちの戦いは続く…になるんでしょと思ってこっちも読むので、遠慮なくベタな展開を裏切って欲しい。
かなり硬派な世界観の割には結構平和な時間が長く続くので、クライマックスで設定を読まされる感じになるのがもったいないとも思いました。
あと世界観的が面白いだけに何故昭和が終わっていないのか?や、結局鬼虫たちは何と戦っているのか?が今巻だけでは分からなかったので、残された鬼虫たちの戦いに魅力を感れませんでした。
全体通して構成は綺麗ですし、設定に虫とかレトロな感じもオリジナリティがあるので、余計にもったいなく感じる。
世界観もかなり良いだけにうーん、難しい。
シリーズにして人気出るタイプの作品ですかね。
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