オセロー【あらすじネタバレ感想】(新潮文庫・ウィリアム・シェイクスピア)

あらすじ

ムーア人の勇敢な将軍オセローは、サイプラス島の行政を任され、同島に赴く。副官に任命されなかったことを不満とする旗手イアーゴーは、策謀を巡らせて副官を失脚させた上、オセローの妻デズデモーナの不義をでっちあげる。嫉妬のあまり、妻を自らの手で扼殺したオセローは、すべてが、イアーゴーの奸計であったと悟り自殺する。シェイクスピアの後期の傑作で、四大悲劇の一つ。

(新潮社より)

感想・レビュー

愚か愚か、イアーゴーあっぱれとでもいうのか。

シェイクスピア四大悲劇の一つであるオセロー。

実にらしい言葉のやりとりが多々垣間見え、とても読みやすかったです。

現代でいう少しNTR要素を含んだ作品で詐欺師イアーゴにひたすらに登場人物達が振り回される。

ハムレットの時もそうだったけど、悲劇なのに所々凄い笑ってしまうのが楽しい。

特に今回ならハンカチーフ、ハンカチーフ、ハンカチーフとひたすらデズデモーナに耳を傾けないオセローの辺りとか。つい内心でツッコミいれたくなるような。

あと終盤のたたみ掛けるように読ませる力がまた面白い。

紹介した本

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