あらすじ
「――キリトくんだ。わたしのキリトくんが、帰ってきた……」
(電撃文庫より)
≪アンダーワールド≫全土が混沌と化す、≪最終負荷実験≫の二日目。
≪人界軍≫最強の整合騎士ベルクーリ、スーパーアカウント・太陽神ソルスを持つシノンを打ち破ったガブリエルは、≪ワールドエンド・オールター≫を目指すアリスを追う。
一方、圧倒的な数の≪暗黒騎士≫に包囲された≪人界軍≫囮部隊の戦場では、アスナの奮闘、リズベットやシリカらの助力虚しく、ついに自失状態のキリトが、ラフィン・コフィンの残党≪PoH≫につかまってしまう。積年の恨みを晴らさんと、PoHの毒牙がキリトに迫り――
瞬間。
キリトのこころの中に、声が響いた。それは、共に暮らし、戦い、笑いあった彼の親友の声。たった一人の、最高の相棒の声――。
ついに、キリトは復活する。
アンダーワールドに生きる≪すべて≫を、救うために。
感想・レビュー
ついにアリシゼーション編が完結!
ということで本当に鳥肌でしたね。頁数も気合が入っており、分厚い。GGO編の六巻以上あったかもしれません。
皆このキリト無双をずっと長い間待たされていたから、よくもここまで引っ張ったなぁと思います。
ガブリエルやSAO時代のラフコフ因縁をようやく18巻を得て断ち切った壮大な話だったけれど、個人的にはこの流れでSAO終わればいいのにと思ったのも正直な気持ちもあります。
もちろんエンディングイラストも最後のキリト絵も嬉しかったし、かっこいいなと思ったけど、またいつか、みたいな終わりでもよかったと思います。
確かに解決していない所や明かされていないところもありますけど(なんだったらまだこの時はアルゴの行方すら分からなかった)、web版がここまでってことは川原先生はここで終わらせたかったんじゃないかなと感じましたね。
それくらいアリシゼーション編だけどSAOもしっかり回収したていたし綺麗だった。
まあ続刊も読むことになりますけど。儲けるなあ、電撃文庫。笑