【歴代芥川賞】純文学作家の登竜門!受賞作・最新まとめ

皆さんこんにちは。こんばんは。

今日は純文学の新人作家にとっての登竜門である芥川龍之介賞(通称:芥川賞)のまとめをしていきます。

私もちょこちょこと読んでいるので、読んだ作品などには感想も載せておきますので、もし興味があれば、ご覧になってください。

では参考程度に、芥川賞受賞作品の中から読みたい作品を探してみてください。

受賞年度タイトル
第170回(2024年・上半期)
「東京都同情塔」九段理江
第169回(2023年・上半期)
「ハンチバック」市川沙央
第168回(2022年・下半期)
「この世の喜びよ」井戸川射子
第167回(2022年・上半期)
「おいしいごはんが食べられますように 」高瀬隼子
第166回(2021年・下半期)
「ブラックボックス」砂川文次
第165回(2021年・上半期)
「貝に続く場所にて」石沢麻依

「彼岸花が咲く島」李琴峰
第164回(2020年・下半期)
「推し、燃ゆ」宇佐見りん
推し、燃ゆ【あらすじネタバレ感想】
第163回(2020年・上半期)
「破局」遠野遥
破局【あらすじネタバレ感想】

「首里の馬」高山羽根子
第162回(2019年・下半期)
「背高泡立草」古川真人
第161回(2019年・上半期)
「むらさきのスカートの女」今村夏子
むらさきのスカートの女【あらすじネタバレ感想】
第160回(2018年・下半期)
「ニムロッド」上田岳弘

「1R1分34秒」町屋良平
第159回(2018年・上半期)
「送り火」高橋弘希
第158回(2017年・下半期)
「百年泥」石井遊佳

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子
第157回(2017年・上半期)
「影裏」沼田真佑
影裏【あらすじネタバレ感想】
第156回(2016年・下半期)
「しんせかい」山下澄人
第155回(2016年・上半期)
「コンビニ人間」村田沙耶香
コンビニ人間【あらすじネタバレ感想】
第154回(2015年・下半期)
「死んでいない者」滝口悠生

「異類婚姻譚」本谷有希子
第153回(2015年・上半期)
「火花」又吉直樹
火花【あらすじネタバレ感想】

「スクラップ・アンド・ビルド」羽田圭介
第152回(2014年・下半期)
「九年前の祈り」小野正嗣
第151回(2014年・上半期)
「春の庭」柴崎友香
春の庭【あらすじネタバレ感想】
第150回(2013年・下半期)
「穴」小山田浩子
第149回(2013年・上半期)
「爪と目」藤野可織
第148回(2012年・下半期)
「abさんご」黒田夏子
第147回(2012年・上半期)
「冥土めぐり」鹿島田真希
第146回(2011年・下半期)
「道化師の蝶」円城塔
道化師の蝶【あらすじネタバレ感想】

「共喰い」田中慎弥
共喰い【あらすじネタバレ感想】
第145回(2011年・上半期)該当作品なし
第144回(2010年・下半期)
「苦役列車」西村賢太
苦役列車【あらすじネタバレ感想】

「きことわ」朝吹真理子
第143回(2010年・上半期)
「乙女の密告」赤染晶子
第142回(2009年・下半期)該当作品なし
第141回(2009年・上半期)
「終の住処」磯崎憲一郎
第140回(2008年・下半期)
「ポトスライムの舟」津村記久子
第139回(2008年・上半期)
「時が滲む朝」楊逸
第138回(2007年・下半期)
「乳と卵」川上未映子
乳と卵【あらすじネタバレ感想】
第137回(2007年・上半期)
「アサッテの人」諏訪哲史
第136回(2006年・下半期)
「ひとり日和」青山七恵
第135回(2006年・上半期)
「八月の路上に捨てる」伊藤たかみ
第134回(2005年・下半期)
「沖で待つ」絲山秋子
第133回(2005年・上半期)
「土の中の子供」中村文則
第132回(2004年・下半期)
「グランド・フィナーレ」阿部和重
第131回(2004年・上半期)
「介護入門」モブ・ノリオ
第130回(2003年・下半期)
「蛇にピアス」金原ひとみ
蛇にピアス【あらすじネタバレ感想】

「蹴りたい背中」綿矢りさ
蹴りたい背中【あらすじネタバレ感想】
第129回(2003年・上半期)
「ハリガネムシ」吉村萬壱
第128回(2002年・下半期)
「しょっぱいドライブ」大道珠貴
第127回(2002年・上半期)
「パーク・ライフ」吉田修一
第126回(2001年・下半期)
「猛スピードで母は」長嶋有
第125回(2001年・上半期)
「中陰の花」玄侑宗久
第124回(2000年・下半期)
「聖水」青来有一

「熊の敷石」堀江敏幸
第123回(2000年・上半期)
「きれぎれ」町田康

「花腐し」松浦寿輝
第122回(1999年・下半期)
「蔭の棲みか」玄月

「夏の約束」藤野千夜
第121回(1999回・上半期)該当作品なし
第120回(1998年・下半期)
「日蝕」平野啓一郎
日蝕【あらすじネタバレ感想】
第119回(1998年・上半期)
「ブエノスアイレス午前零時」藤沢周

「ゲルマニウムの夜」花村萬月
第118回(1997年・下半期)該当作品なし
第117回(1997年・上半期)
「水滴」目取真俊
第116回(1996年・下半期)
「家族シネマ」柳美里

「海峡の光」辻仁成
第115回(1996年・上半期)
「蛇を踏む」川上弘美
蛇を踏む【あらすじネタバレ感想】
第114回(1995年・下半期)
「豚の報い」又吉栄喜
第113回(1995年・上半期)
「この人の閾」保坂和志
第112回(1994年・下半期)該当作品なし
第111回(1994年・上半期)
「タイムスリップ・コンビナート」笙野頼子
タイムスリップ・コンビナート【あらすじネタバレ感想】

「おどるでく」室井光広
第110回(1993年・下半期)
「石の来歴」奥泉光
石の来歴【あらすじネタバレ感想】
第109回(1993年・上半期)
「寂寥郊野」吉目木晴彦
第108回(1992年・下半期)
「犬婿入り」多和田葉子
第107回(1992年・上半期)
「運転士」藤原智美
第106回(1991年・下半期)
「至高聖所」松村栄子
第105回(1991年・上半期)
「自動起床装置」辺見庸

「背負い水」荻野アンナ
第104回(1990年・下半期)
「妊娠カレンダー」小川洋子
第103回(1990年・上半期)
「村の名前」辻原登
第102回(1989年・下半期)
「ネコババのいる町で」瀧澤美恵子

「表層生活」大岡玲
第101回(1989年・上半期)該当作品なし
第100回(1988年・下半期)
「ダイヤモンドダスト」南木佳士

「由熙」李良枝
第99回(1988年・上半期)
「尋ね人の時間」新井満
第98回(1987年・下半期)
「スティル・ライフ」池澤夏樹

「長男の出家」三浦清宏
第97回(1987年・上半期)
「鍋の中」村田喜代子
第96回(1986年・下半期)該当作品なし
第95回(1986年・上半期)該当作品なし
第94回(1985年・下半期)
「過越しの祭」米谷ふみ子
第93回(1985年・上半期)該当作品なし
第92回(1984年・下半期)
「青桐」木崎さと子
第91回(1984年・上半期)該当作品なし
第90回(1983年・下半期)
「光抱く友よ」高樹のぶ子

「杢二の世界」笠原淳
第89回(1983年・上半期)該当作品なし
第88回(1982年・下半期)
「佐川君からの手紙」唐十郎

「夢の壁」加藤幸子
第87回(1982年・上半期)該当作品なし
第86回(1981年・下半期)該当作品なし
第85回(1981年・上半期)
「小さな貴婦人」吉行理恵
第84回(1980年・下半期)
「父が消えた」尾辻克彦
第83回(1980年・上半期)該当作品なし
第82回(1979年・下半期)
「モッキングバードのいる町」森禮子
第81回(1979年・上半期)
「やまあいの煙」重兼芳子

「愚者の夜」青野聰
第80回(1978年・下半期)該当作品なし
第79回(1978年・上半期)
「伸予」高橋揆一郎

「九月の空」高橋三千綱
第78回(1977年・下半期)
「螢川」宮本輝
螢川【あらすじネタバレ感想】

「榧の木祭り」高城修三
第77回(1977年・上半期)
「エーゲ海に捧ぐ」池田満寿夫
エーゲ海に捧ぐ【あらすじネタバレ感想】

「僕って何」三田誠広
第76回(1976年・下半期)該当作品なし
第75回(1976年・上半期)
「限りなく透明に近いブルー」村上龍
限りなく透明に近いブルー【あらすじネタバレ感想】
第74回(1975年・下半期)

「岬」中上健次

「志賀島」岡松和夫
第73回(1975年・上半期)
「祭りの場」林京子
第72回(1974年・下半期)
「あの夕陽」日野啓三

「土の器」阪田寛夫
第71回(1974年・上半期)該当作品なし
第70回(1973年・下半期)
「月山」森敦

「草のつるぎ」野呂邦暢
第69回(1973年・上半期)「鶸」三木卓
第68回(1972年・下半期)
「ベティさんの庭」山本道子

「れくいえむ」郷静子
第67回(1972年・上半期)
「誰かが触った」宮原昭夫

「いつか汽笛を鳴らして」畑山博
第66回(1971年・下半期)
「砧をうつ女」李恢成

「オキナワの少年」東峰夫
第65回(1971年・上半期)該当作品なし
第64回(1970年・下半期)
「杳子」古井由吉
第63回(1970年・上半期)
「プレオー8の夜明け」古山高麗雄

「無明長夜」吉田知子
第62回(1969年・下半期)
「アカシヤの大連」清岡卓行
第61回(1969年・上半期)
「赤頭巾ちゃん気をつけて」庄司薫

「深い河」田久保英夫
第60回(1968年・下半期)該当作品なし
第59回(1968年・上半期)
「年の残り」丸谷才一

「三匹の蟹」大庭みな子
第58回(1967年・下半期)「徳山道助の帰郷」柏原兵三
第57回(1967年・上半期)
「カクテル・パーティー」大城立裕
第56回(1966年・下半期)
「夏の流れ」丸山健二
第55回(1966年・上半期)該当作品なし
第54回(1965年・下半期)
「北の河」高井有一
第53回(1965年・上半期)
「玩具」津村節子
第52回(1964年・下半期)該当作品なし
第51回(1964年・上半期)
「されどわれらが日々――」柴田翔
第50回(1963年・下半期)
「感傷旅行」田辺聖子
第49回(1963年・上半期)
「蟹」河野多惠子
「少年の橋」後藤紀一
第48回(1962年・下半期)該当作品なし
第47回(1962年・上半期)「美談の出発」川村晃
第46回(1961年・下半期)
「鯨神」宇能鴻一郎
第45回(1961年・上半期)該当作品なし
第44回(1960年・下半期)
「忍ぶ川」三浦哲郎
第43回(1960年・上半期)
「夜と霧の隅で」北杜夫
第42回(1959年・下半期)該当作品なし
第41回(1959年・上半期)「山塔」斯波四郎
第40回(1958年・下半期)該当作品なし
第39回(1958年・上半期)
「飼育」大江健三郎
飼育【あらすじネタバレ感想】
第38回(1957年・下半期)
「裸の王様」開高健
第37回(1957年・上半期)
「硫黄島」菊村到
第36回(1956年・下半期)該当作品なし
第35回(1956年・上半期)「海人舟」近藤啓太郎
第34回(1955年・下半期)
「太陽の季節」石原慎太郎
太陽の季節【あらすじネタバレ感想】
第33回(1955年・上半期)
「白い人」遠藤周作
白い人【あらすじネタバレ感想】
第32回(1954年・下半期)
「アメリカン・スクール」小島信夫

「プールサイド小景」庄野潤三
第31回(1954年・上半期)
「驟雨」その他 吉行淳之介
驟雨【あらすじネタバレ感想】
第30回(1953年・下半期)該当作品なし
第29回(1953年・上半期)
「悪い仲間」「陰気な愉しみ」安岡 章太郎
第28回(1952年・下半期)
「或る「小倉日記」伝」松本清張
或る「小倉日記」伝【あらすじネタバレ感想】

「喪神」五味康祐
第27回(1952年・上半期)該当作品なし
第26回(1951年・下半期)
「広場の孤独」「漢奸」その他 堀田善衛
第25回(1951年・上半期)
「壁――S・カルマ氏の犯罪」安部公房
壁――S・カルマ氏の犯罪【あらすじネタバレ感想】
「春の草」その他 石川 利光
第24回(1950年・下半期)該当作品なし
第23回(1950年・上半期)「異邦人」辻亮一
第22回(1949年・下半期)
「闘牛」井上靖
第21回(1949年・上半期)「本の話」由起 しげ子
「確証」小谷剛
第21回(1945年・上半期)第二次世界大戦の為、4年間中断
第20回(1944年・下半期)「雁立」清水基吉
第19回(1944年・上半期)
「劉廣福」八木義徳
「登攀」小尾十三
第18回(1943年・下半期)「和紙」東野邊薫
第17回(1943年・上半期)「纏足の頃」石塚喜久美
第16回(1942年・下半期)「連絡員」倉光俊夫
第15回(1942年・上半期)該当作品なし
第14回(1941年・下半期)「青果の市」芝木好子
第13回(1941年・上半期)「長江デルタ」多田裕計
第12回(1940年・下半期)「平賀源内」櫻田常久
第11回(1940年・上半期)高木卓が受賞を辞退
第10回(1939年・下半期)「密猟者」寒川光太郎
第9回(1939年・上半期)「あさくさの子供」長谷健
「鶏騒動」半田義之
第8回(1938年・下半期)「乗合馬車」「日光室」中里恒子
第7回(1938年・上半期)「厚物咲」中山義秀
第6回(1937年・下半期)
「糞尿譚」火野葦平
第5回(1937年・上半期)
「暢気眼鏡」尾崎一雄
第4回(1936年・下半期)
「普賢」石川淳
「地中海」富沢有為男
第3回(1936年・上半期)
「コシャマイン記」鶴田知也
「城外」小田嶽夫
第2回(1935年・下半期)二・二六事件の為、審査中止
第1回(1935年・上半期)
「蒼氓」石川達三

まとめ

最後まで見て頂いた稀有な方、ありがとうございます。

この記事を書きながら思ったのは、私が生まれる遥か昔から、数多くの物書きたちが自分の突き詰めた文学、小説と向き合っていのだなぁと改めて思いました。

その中で芥川賞を獲り、歴史に名を刻んだ人もいるし、その数以上にそうではなかった人たちがいて、その全ての方に恭敬の意を表したいと思います。

こうして芥川賞が、現代まで日本文学の最高権威を保ち続けるのも、日夜自分の文章と向き合い、実験的な挑戦と失敗を繰り返した人たちの研鑽が積まれてのことだと思います。

現代では純文学を読む人はおろか、小説を読む人も減少しているのかもしれませんが、少なくとも私は読んでいます。

これが何を意味するのかは分かりませんが、とてもすごいことなのではないかと思ったりもしております。

これ以上長々と書くのもあれなんでおわります。

是非、この機会に一作品でも芥川賞受賞作を読んでみてください。ではまた。

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