あらすじ
ビブリア古書堂に迫る影。奇妙な縁で対峙することになった劇作家シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。そこには女店主の祖父による巧妙な罠が張り巡らされていた。日本で一番愛されるビブリオミステリ、ここに完結。
(メディアワークス文庫より)
感想・レビュー
いよいよシリーズの最終巻です。
最後はシェイクスピアの戯曲を纏めたファーストフォリオを巡るお話。
シェイクスピアに由来した台詞や物語の展開、とても面白かったです。
振り市で古本一冊に五千万以上の値がつく展開は、ドキドキした。
そして最後の幻の稀覯本。ビブリアらしい畳み方に満足です。
いつのまにか自分もキャラの後日談が読みたいくらいこのシリーズに馴染んでいたんだなぁと。
後書きでの先生の苦悩は、心に染みるものがあるかと。
この作品に出会えて、本当に良かったです。お疲れさまでした。