あらすじ
選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作
この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼も大絶賛!
(メディアワークス文庫より)
読む人すべての心をしめつけ、4,878作品の頂点に輝いた、最高のラブストーリーがここに――。
大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。
余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。
「しっとりと心に染み渡る、美しい恋物語」「参りました。泣きました。生きていく――そのための力を読者にプレゼントしてくれる」と、なみいる選考委員も涙した、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作。
刊行にたずさわったみんなの心を揺さぶった、“今を生きる”すべての人に届けたい感動のラブストーリー。
感想・レビュー
第23回電撃小説大賞’大賞’受賞作
佐野徹夜さんのデビュー作ですね。
23回電撃大賞は「86−エイティシックス−」しか読んでおらず、いつかダブル大賞の本作を読もうと思いかなりときが経ちましたが何とか無事に読了。
読み出していくにつれて如何にもお涙頂戴な作品だと思い、絶対泣かないつもりでした。
ですが終盤はボロボロ泣いてました。笑
終盤の文体の勢いは新人賞らしく良かったです。
登場人物も物語を深めていく流れに沿っていて上手いです。
ただボロボロ泣いといてこんな事言うのもあれなのですが、個人的に何かがガッチリ噛み合わなかった印象も受けます(負け惜しみ)
それは主人公なのか、発光病の彼女なのか。原因がいまいち分かりません。
そもそも文章の好みとかもあるかもしれませんが、良作である事は間違いないです。
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