あらすじ
私たちは星のかけらからできています。では、その星たちは何からできているのでしょうか。
宇宙のはじまりにどんどん近づきながら、宇宙はどうやってできてきたのか、どうして私たちがこの宇宙に存在しているのかをニュートリノ、ヒッグス粒子、インフレーション、暗黒物質など最新の知見を手がかりに解き明かしていきます。
(講談社より)
感想・レビュー
【Amazonオーディブル】
元々興味はある分野ですが、中々書籍として読むことはないジャンル。この機会に聞いてみました。
宇宙になぜ我々が存在するのか?タイトルにもある通り、それは1番の根本的な謎であり、21世紀現在ではある程度、解明というか推測されていることでもあります。
太陽系の惑星の一つでもある地球は、太陽エネルギーを科学エネルギーに変換させた結果が我々「人」という生命体が繁殖しましたが、他の惑星はどうだろうか。
それぞれの惑星環境下では、暑すぎたり寒すぎたりしますが、おそらく何らかの生命は存在するだろうと思われていますよね。
人間的には、我々と同じような「人型」が存在するのか、なんてロマンやSFもあります。
個人的にはそもそもどうして宇宙が出来たのかとか、宇宙に果てはあるのか、こっちの方が気になるが、それは誰にもわからないので仕方ない。
近年の映画界隈では、マーベル・シネマティック・ユニバースが「マルチバース理論」を取り入れたり、宇宙の在り方の一つとして注目されてもいます。
本書の話から少し逸れましたが、基本的な内容は、ニュートリノ、暗黒物質、ヒッグス粒子、反物質などに触れたもので、分かるものから、全然よく分からない所もありました。
ニュートリノが光よりも早いという嘘が出回った時期があったことや、日本人としては初のノーベル賞を受賞した湯川学の逸話なども興味深かったです。
やはり科学の分野では間違っていると思われることが、未来では正しかったんだと覆ることがよくあるのですね。
実験を成功、失敗した理由をまた実験する、という根気強さと冒険心が科学研究には必要なんだと改めて再認識しました。
私は理系と真逆の位置にいる人間なので、素粒子の類などてんで駄目なのですが、それでも序盤から中盤はまだわかりやすく書いてくれていたと思います。
終盤はそれこそちんぷんかんぷんでしたね。笑
もう少し活字で読んだら理解度が深まるかしら、とも思いましたが、PDFファイルで見た数式は相変わらず意味不明でした。笑