“文学少女”と死にたがりの道化【あらすじネタバレ感想】本を食べる妖怪

あらすじ

天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって…。新味、ビター&ミステリアス・学園コメディ!

(ファミ通文庫より)

感想・レビュー

このライトノベルがすごい!ノミネート歴:《2007》第八位、《2008》第三位、《2009》第一位、《2010》第三位、《2011》第六位

野村美月さんは初読みになります。

その中でも本作の文学少女シリーズは大ヒット作ですね。

初っ端の表紙にいる女の子が本の頁をむしゃむしゃ食べだしたのは、かなりインパクトがあって掴みに成功しています。

だけどそれ以降があまり強い印象が残らなかったのが、また正直なところですね。

話の流れがかなり単調に感じてしまい、純粋に退屈に感じてしまいました。

せっかく文豪たちを物語のギミックに使っているのに、そこまで上手く、というよりシンプルに面白く噛み合っていた感じがしなかったような気もします。

そのせいか、全体的にキャラクターも弱く感じてしまいました。

学校のOBとかが出てきて……という展開も少しご都合的な感じが少々、目につく所もありました。

楽しみにしていただけに、少し残念。

また機会があれば著者さんの別作品の方を読んでみたいと思います。

紹介した本

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