あらすじ
洋館ブーム到来!
本書は、実際に中に入ってみることができる
東京・横浜・鎌倉の最高傑作「洋館」を厳選し、
洋館の正しい「鑑賞方法」を分かりやすく解説しています。■洋館のみかたをビジュアル解説!
写真に引き出し線を使って、見所をビジュアル解説。
建築的な用語もぐんぐん頭に入ってきますので、
「正しいうんちく」が披露できます。■当時のひとびとの暮らしが分かる!
文章は、建築された当時の時代背景、設計した人、
建物を依頼した人のエピソードについても詳細に解説。
建物のちょっとしたこだわりやデザインにも、
その時代の設計者・住まい手の息づかいが読み取れることで、
洋館鑑賞の幅がぐっと広がります。建物好きにも歴史好きにも強くオススメしたい1冊。
(エクスナレッジより)
感想・レビュー
最近、洋館建築を詳しく、そして初心者にも優しいような本を探しておりまして、この本に辿り着きました。
タイトルから何やらそそられる。笑
最初に読んだ所感をまとめておくと、少しでも日本の洋館が気になる、なっている気がする方は読んで間違いなしの一冊!という満足なものでした。
さて内容のお話。ざっくりと本書は【東京エリア】、【神奈川エリア】にある洋館に焦点を当てております。
その中でも紹介された洋館の一覧を最後に掲載しておきますので、気になる方は是非とも参考までご覧になっていってください。
でどのように洋館を紹介しているのか。まずは見ていて気持ちよくなる正面からの美しい洋館の写真が掲載されています。
庭園やバルコニーから見える景色、アンティークな家具や装飾品などとても綺麗な状態で保存されており、見ているだけで目の保養にもなりました。
あとは「場所・洋館の成り立ち文」「建築方法の解説文」「館内の見取り図」「館内、庭園の写真」など一つの洋館に大体2〜4頁ほど使って、初心者の方にもわかり易く紹介してくれます。
私が最近記事を書きました「鎌倉文学館に行ってきた【レポート】」の(旧前田利為侯爵鎌倉別邸)なども出てきました。
館内は著作権にあれこれで撮影禁止でしたので、本書ではその館内も見れますので、懐かしい思いで見ておりました。
ご時世的に色々と外に行くのが難しい状況ですが、本書を読めば行った気にもなれるし、目の保養にもなる。
そして是非とも機会があれば立ち寄ってみたくなるような、満足な一冊だったと思いますね。
■東京エリア ・東京都庭園美術館(港区)・オランダ王国大使公邸(港区)・インブリー館(港区)・清泉女子大学本館(品川区)・原美術館(品川区)・旧前田侯爵邸(目黒区)・小笠原伯爵邸(新宿区)・旧洋館御休所(新宿区)・鳩山会館(文京区)・雑司が谷旧宣教師館(豊島区)・旧岩崎邸庭園(台東区)・旧古河庭園(北区)・晩香慮 青淵文庫(北区)・ライシャワー館 外国人教師館(杉並区)・山本有三記念館(三鷹市)・田園調布の家 大川邸(小金井市)・小出邸(小金井市)・前川國男邸(小金井市)
■横浜エリア ・外交官の家・ブラフ18番館・ベーリック・ホール・エリスマン邸・山手234番館・えの木てい・山手資料館・横浜市イギリス館・山手111番館 ■湘南エリア 鎌倉文学館・鎌倉市長谷子ども会館・旧華頂宮邸・旧近藤邸・小田原文学館