
あらすじ
ひろゆき流バカに振り回されないメンタル術
(SBクリエイティブより)
鋼のメンタル王・ひろゆきが教える
いつでもどこでもマイペースを貫く、逆転の思考法!
◎イライラが消える!
◎他人に振り回されない!
◎どんな相手にもビビらない、ブレない!
「一人勝ちメンタル」を手に入れる、最強のテクニック22。
【「はじめに」より抜粋】
この本は、職場などの生活圏、ネット、社会のいたるところに普遍的に存在する、「他人を攻撃する迷惑な人」と賢く距離を取り、スルーする方法について、僕自身が普段やっていることをお伝えするものです。
僕はよく、ほかの人から「メンタルが強い」と言われます。ネット上で叩かれても、かつて立ち上げたネット掲示板、「2ちゃんねる」に関連したいろいろな訴訟案件を抱えていても、どうやら、周りの人たちには、ぜんぜん気にしていないように見えるみたいです。僕自身はべつに、特段自分が、強じんなメンタルを持ってるとは思ってないんですがね。
こんなふうにいうと、ちょっと語弊があるかもしれませんが、僕は、周囲にいる人たちを基本「見下しモード」でながめています。「自分は自分、バカはバカ」と考える。このモードでいると、他人に攻撃されてもそんなに気にならず、ストレスフリーで過ごすことができます。
心の持ち方のコツをつかめば、人との距離をうまく取って、余計なものに振り回されないで気分よく生きていくことができます。そしてそれは、それほど難しいことではないのですよ。
感想・レビュー
【AmazonAudible】
ひろゆき氏の本は二冊目になります。
本書は主に、現代を生きる人たちに向けた【メンタル術】的な内容でした。
相変わらずのひろゆき節で、ストレスへの対処法や、スルースキル、思い出し怒りの件など、その内容はとても面白いです。
なるほど、そういう考え方もあるんだなぁ、と感心しました。
あとは何を言っても【見下しモード】。これも聴いていると笑ってしまいますが、確かに処世術として身につけたら無敵のような…気もします。笑
他にもベタな内容ですが、給料が増え金持ちになった所で幸福度は大して上がらない、むしろ物欲が効かなくなってかえって不幸になる可能性すらある。という考えも真理ですよね。
そこで著者は『価値のついていないモノ』についても触れています。
価値のついていないモノとは、つまり値段、価格がついていないモノ、ということらしいのですが、お金で買えるモノで幸福度を上げるのって、意外と少ないと言います。
そんな著者自身、もう一生困らないほどお金を稼いだにも関わらず、貧乏癖は今でも抜けないようで、強い物欲はなく、お金を使う時は目的や意味を熟考し、決めた時だけ、という徹底ぶり。
別に本人は徹底している感じもないんでしょうけど。
金持ちの人って派手にお金を使うイメージもありますが、物欲が無いお金持ちって、おそらく世界の富豪も含めて、成り上がり系の有名人(一代目)の方が多いんでしょうね。
色々と苦労している面もありますし、あと一代で成り上がるのって、目的を楽しむというか挑み続ける熱意、欲求が異常に強い方たちだと思うので、例え彼らに承認欲や、物欲があったとしても、その熱意の前では大した欲求ではないのかもしれません。
一方、派手にお金を使う人って、後々幸福度が上がらずに落ちていく馬鹿な人か、おそらくもう生まれた段階である程度の親の莫大な収入がある人たちなんだろうなと思います。
金を使うのにも才能が要る、って言葉もあるくらいですから。幼少期から裕福な環境で育つのってある意味金を使う親や環境を見ているので、金遣いの英才教育みたいなものですから。
仮に私が莫大なお金を得ても、おそらく何に消費していいか分からないので、然程生活レベルは上がらないような気がします。
せいぜい新刊単行本の値段を気にせず買えるようになるとか、くらいでしょうか。笑
こればっかりはひろゆき氏が言うように、お金を手にしてからじゃないと説得力がありませんね。笑
あと他にも面白いなと思った内容がありまして、「日本はわりかし貧乏でも楽しめるようになっている国」であったり「日本が衰退していくのと、個人が衰退していくのはまた別問題」など、とても参考になる内容でした。
未来を見据えた『ブラック企業はなくなっていく』その理由と背景だったり、『これからはこの業界が生き残っていく』だとか、これまたへぇって感じの内容でした。
ということで、今日はこの辺で。
面白かったので、また機会がひろゆき氏の別本も読んでみます。失礼します。