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このライトノベルがすごい!《2005年》
第十位「カオスレギオン」冲方丁
あらすじ
銀髪の男の腕に抱かれ、女はまるで眠っているように見えた。その胸から流れ出る血は、すでに勢いを失っている。男は凄まじい形相でこちら―赤髪の男が手にした聖咎の剣を見つめた。血に濡れた剣は、二人を戻れない未来へと誘ってゆくのだった…。天界と堕界を分かつ混沌の大地、アルカーナ大陸。その地で、赤髪の黒印騎士ジークはある男を追っていた。名をドラクロワ。かつて理想を掲げ合い、共に戦った友。だが、今は倒すべき相手。二人の間に一体何が?その決着とは?一途ゆえに切ない者たちの戦いが今始まる!消せない絆を賭けた、大軍勢バトル・ファンタジー。
(富士見書房より)
第九位「撲殺天使ドクロちゃん」おかゆまさき
あらすじ
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~。謎の擬音と共に、草壁桜くん(中学二年)の家に突然やってきた一人の天使。その娘の名前は、撲殺天使ドクロちゃん!?いつのまにか桜くんちに居候しはじめたドクロちゃんは、桜くんを(いろんな意味で)誘惑しはじめて…!「電撃hp」誌上では、予想外の大人気!編集部も困惑した話題の作品、ついに文庫デビュー。
(電撃文庫より)
第八位「アリソン」時雨沢恵一
あらすじ
巨大な大陸が一つだけある世界――その大陸は二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。その東側の連邦にクラス、学生ヴィルと軍人アリソンは、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。その老人は二人に“宝”の話をする。『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』――。しかし、二人の目前でその老人は誘拐されてしまう。そして……。
(電撃文庫より)
第七位「空ノ鐘の響く惑星で」渡瀬草一郎
あらすじ
毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。『御柱』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱がある世界。そんな世界に生じたひとつの噂話―。“深夜をまわる頃、『御柱』の一部に、若い女の姿が浮く―”事実を確かめに行ったフェリオの前に現われたのは、御柱の中に浮かぶ異装の少女の姿だった―。一人の少年と少女の出会いが歴史を創る…!『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先は―。
(電撃文庫より)
第六位「七姫物語」高野和
あらすじ
ある大陸の片隅。そこでは、七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。その中の一人、七宮カセンの姫に選ばれたのは九歳の孤児カラスミだった。彼女を担ぎ出したのは、武人のテン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも、桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうにそう話す二人の側にいられることで、カラスミは幸せだった。しかし、彼女が十二歳になった時、隣の都市ツヅミがカセンへの侵攻を始める…。第9回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作。時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた新感覚ストーリー。
(電撃文庫より)
第五位「バッカーノ!」成田良悟
あらすじ
禁酒法時代、ニューヨーク。裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ましく思っていた。そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。彼らはまだ、互いに関わりの無い者同士であった。このマンハッタンに“不死の酒”が蘇るまでは―。第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作。
(電撃文庫より)
感想・レビュー
第四位「流血女神伝」須賀しのぶ
あらすじ
突然、見知らぬ男にさらわれた少女カリエ。なんと、彼女を皇子の影武者に仕立て上げるのだと言う。訳もわからぬまま、様々なことを仕込まれていくカリエだが。陰謀渦巻く王宮ロマン。
(コバルト文庫より)
第三位「悪魔のミカタ」うえお久光
あらすじ
“宇宙人に妹をさらわれた”と言うちょっと変わった過去を持つ高校生・堂島コウ。その彼のもとに突然現れたのは色とりどりのエナメルのベルトを要所要所に巻いただけと言う奇抜(?)なファッションの少女で、しかも“自称”悪魔だった。さらにその“自称”悪魔の言うことには「一昨日あなたの望みは叶えられました。その魔力を感知して、あたしは来ました。契約を履行し、魂をいただくために」まったく身に覚えのないコウは果たして、自らの無実を証明できるのか!?それとも…。第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞のファンタジックミステリー、登場。
(電撃文庫より)
第二位「戯言シリーズ」西尾維新
あらすじ
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。
(講談社より)
第一位「涼宮ハルヒシリーズ」谷川流
あらすじ
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし…と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた―。第8回スニーカー大賞大賞受賞作。
(角川スニーカー文庫より)
感想・レビュー
このラノ!《2005年》ノミネートランキング
- 第一位「涼宮ハルヒシリーズ」谷川流
- 第二位「戯言シリーズ」西尾維新
- 第三位「悪魔のミカタ」うえお久光
- 第四位「流血女神伝」須賀しのぶ
- 第五位「バッカーノ!」成田良悟
- 第六位「七姫物語」高野和
- 第七位「空ノ鐘の響く惑星で」渡瀬草一郎
- 第八位「アリソン」時雨沢恵一
- 第九位「撲殺天使ドクロちゃん」おかゆまさき
- 第十位「カオスレギオン」冲方丁
まとめ
いかがでしたか。
記念すべき初代このライトノベルがすごい!の第一位に輝いたのは、谷川流さんの「涼宮ハルヒシリーズ」となりました。おめでとうございます。
他にも名だたる作家の名前がノミネートにランキングインされています。
私は谷川流さんの「涼宮ハルヒシリーズ」と成田良悟さんの「バッカーノ!」を読みましたね。
冲方丁さんや西尾維新さん、おかゆまさきさん。渡瀬草一郎さんうえお久光さんの作品なんかは、とても気になるのでいつかまた読んでみたいと思います。
それではまた、次回のこのライトノベルがすごい!2006でお会いしましょう。さようなら。