あらすじ
特典小説『ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編 Short Stories』(288P)は、過去の店舗特典や雑誌掲載の文庫未収録SSを収録。
さらに衣笠彰梧先生が画集用に「1年後に見えてくるもの ―龍園翔―」「大切になった人」2本のSSを書き下ろし!
(MF文庫Jより)
感想・レビュー
よう実ファンの皆さんこんにちは。こんばんは。
さて今日は【よう実画集第二弾】の特典小説ということで、楽しみにしつつも長い間眠らせてしまいました。
本作は主に、1年生編時代に発行された特典小説などをまとめてくれた非常に有り難い一冊でした。
数えた限り56編ほど収録されているので、いつものよう実一冊分くらいはあったかと思います。
その中でもやはり目玉は、今回新たな衣笠先生が書き下ろされた「1年後に見えてくるもの ―龍園翔―」「大切になった人」ですかね。
やはり個人的に一番楽しみだったのは【龍園の話】ですよね。時系列的には春休みらしいので、2年生編になる直前ですね。
綾小路に敗北した龍園が一度表舞台から姿を消し、ようやく姿を現しはじめたあとの話ですね。
龍園がその間に何を感じ、生活を送っていたのか。
綾小路との絡みもあったり、個人的に驚いたのが龍園は2年時に坂柳を引きずり下ろす、若しくは迫る計画を伊吹たちに伝えていたという事なんですよね。
今現在(当時:2年生編8巻)で学年末試験直前なのですが、ちょうど龍園は坂柳を敵に絞っている所なので、やはりこの2年生編は龍園の計算通りに動いているのかもしれません。
そう思うとより今後が楽しみです。
あと石崎が冗談っぽく「綾小路と龍園が同じクラスになったら…」的な話をしていたりもしました。確かに本編でもそんな話あったかな?
やはり今後綾小路は龍園クラスに合流するのか、それとも最後は最強のAクラス坂柳と合流し堀北クラスと対立する感じになるのか、もしくはまた別の展開なのかはわかりませんが、考えただけでわくわくしますね。
【大切になった人】は、綾小路が軽井沢を抱き締めて全く笑っていなかった、というあの衝撃のシーンを軽井沢恵視点で書かれていたものです。
あの時の綾小路の内面で、今後軽井沢とはどうあがいても続くことがないという結論が出ましたが、今の綾小路はもうラスボス確定路線ですから、納得の表情ですね。笑
あの時の綾小路の表情で決めるやり方は、ラノベでしか出来ませんし、衣笠&トモセという長年のコンビだから出来た素晴らしい表現方法だったと思います。
書き下ろしはこの辺で、あとは主に【各社の特典小説】ですね。
初期の綾小路のラノベ主人公感が懐かしかったり、もうその面影はとっくに消え去りましたが…笑
各ヒロインたちの内面が描かれていたり、1年生編の流れををさらっと復習出来るような構成にもまっていました。
挿絵も20枚?以上はあったかなという感じで、本編から使い回しのものもありましたが、特典用新規挿絵も結構あるので、ファンにはオススメの一冊ですね。
まぁその為に画集を買うか、メルカリで文庫だけ探すかしなくてはいけませんが。
個人的には画集には「衣笠&トモセ&編集者」のインタビューが普通に面白いので画集も結構オススメだと思います。
PS:アニメ第二期の初回生産円盤特典で「よう実0巻」が発売されました。
表紙の【綾小路のホワイトルーム時代とロリ坂柳】のトモセイラストがもう良すぎます。
あらすじ読んだ感じ、確実に過去が明かされる一冊でしょう…。
ただ個人的にアニメ二期は観てないので、普通に文庫で売ってくれよ…と嘆いています。あぁ、ずるい商売だ。笑
今のよう実なら、番外編でもホワイトルーム時代の表紙ならめっちゃくちゃ売れて印税稼げると思うのは私だけでしょうか。まぁアニメ側も大変ですからね。笑)
うーん、買おうか悩む…一冊7000円超えは高いなぁ…笑)アニメ観てない勢どうしているんだろか。
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