あらすじ
科学者ジョー・コリガンは見知らぬ病院で目を覚ました。
彼は現実に限りなく近いヴァーチャル・リアリティの開発に従事していたが、テストとして自ら神経接合した後の記憶は失われている。計画は失敗し、放棄されたらしい……。
だが、ある女が現われて言う。二人ともまだ、シミュレーション内に取り残されているのだ、と。あまりにリアルな仮想現実から、脱出する方法はあるのか? 『星を継ぐもの』の著者が放つ傑作仮想現実SF!
(東京創元社より)
感想・レビュー
ハードSFの巨匠と言われる著者の「星を継ぐもの」がすごく読みたかったのですが、こちらを先に読むことになりました。
かなり前に読んだので作品なので記憶が少し曖昧ですが、この作品は間違いなく面白かったですね。
90年代に書かれた仮想世界の話ですが、全然そんなの気にならないくらい科学的視点と臨場感もあって、好きな人は楽しめます。
確か主人公の地元がアイルランドの話とかも含めて、興味深く読めたと思う。
VR(仮想世界)と現実の境目が曖昧になっていき、それに気が付きはじめる時のあの緊張感は、捲る頁が止まらなかったのを覚えています。
またいつになるかは分かりませんが、著者の別作品は必ずどこかで読むと思います。
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