
感想・レビュー
梶井基次郎は初読みですね。
タイトルの「檸檬」だけは知っていましたが、なるほど、檸檬を持ったときに覚える安らぎは、凄く分かるような気がします。
それを何度も鼻で臭う感じとかも。
最後の行動は理解出来ないが共感は出来るような終わり方でした。
著書自身この頃に神経衰弱を抱えていたのか、どうしようもない絶望というのか、その以前との対比が短いながらに残せていて個人的に面白く読めました。
もう少し歳を重ねてからまた読んでみると違った深い趣を感じれそうな気もしました。
短いので隙間時間にサクッと読めるのもオススメです。