あらすじ
天才スパイたちによる決死の頭脳戦!!
”魔王”――結城中佐の発案で、陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリ。
(角川文庫より)
感想・レビュー
第六回本屋大賞3位ノミネート作品、このミステリーがすごい!《2009》第二位ノミネート
柳広司さん初読みになりますが、予想以上に面白くてとても驚きました。
陸軍スパイ養成学校、通称D機関の面々が、あらゆる国でスパイ活動を繰り広げるスパイミステリという感じ。
舞台は天皇制真っ只中の戦前の昭和10年頃。
五つの短編で構成されていて、それぞれのキャラが魅力的で、事件の謎とスパイ活動がスリリングに描かれています。
何より結城中佐を筆頭に、それを受け継いだ精鋭たちのスパイ美学が正直めっちゃかっこいいです。
作中での雰囲気含めてかっこよく、最後はいい終わり方でした。
個人的には二つめの幽霊がかなり良いと思いました。
文章も読みやすいです。続編読むかもしれないレベルですね。
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